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12月08日-04号
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  1. 瀬戸内市議会 2017-12-08
    12月08日-04号


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    最終取得日: 2022-11-22
    平成29年11月第5回定例会平成29年第5回定例会               瀬戸内市議会会議録            平成29年12月 8日(金曜日)            ───────────────            出 席 議 員 ( 17 名 )     1番  岡     國 太 郎      2番  角  口  隼  一     3番  高  間  直  美      4番  日  下  俊  子     5番  布  野  浩  子      6番  厚  東  晃  央     7番  河  本  裕  志      8番  竹  原     幹     9番  平  原  順  二     10番  島  津  幸  枝    11番  原  野  健  一     12番  小 野 田     光    14番  馬  場  政  敎     15番  小  谷  和  志    16番  廣  田     均     17番  日  下  敏  久    18番  室  崎  陸  海            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 1 名 )    13番  石  原  芳  高            ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也    副市長     高 原  家 直   教育長     柴 崎  伸 次    総務部長    入 江  隆 晴   危機管理部長  奥 田  幸 一    総合政策部長  石 原  知 之   市民部長    森    浩 徳    環境部長    小 竹  俊 作   保健福祉部長  谷 本  憲 子    保健福祉部参与 松 尾  雅 行   産業建設部長  難 波  利 光    上下水道部長  萬 代    昇   教育次長    近 成  昌 行    病院事業管理者 三河内    弘   病院事業部長  三 浦  一 浩    消防長     鶴 海  栄 一   会計管理者   久保田  秀 正            ~~~~~~~~~~~~~~~            事 務 局 職 員 出 席 者   局長      入 江  章 雅    次長      岡    育 利   主幹      広 畑  祐 子    主査      二 丹  裕 樹            ~~~~~~~~~~~~~~~            議 事 日 程 (第 4 号) 平成29年12月8日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序13番~15番)            ~~~~~~~~~~~~~~~            本日の会議に付した事件日程1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時31分 開議 ○議長(原野健一議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。石原議員より欠席の届け出が出ております。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 それでは、議事日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(原野健一議員) 日程1、昨日に引き続き一般質問を行います。 初めに、発言順序13番島津幸枝議員の一般質問を行います。 10番島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) おはようございます。 それでは、一般質問をいたします。 質問事項1、小・中学校の通学区域について。 要旨1、通学区域の境界にある地域については、弾力的運用を検討してはどうでしょうか。 1歳と5歳のお子さんを持つ邑久町在住のお父さんから聞いた話を紹介します。通学区域内の邑久小学校は徒歩で1時間かかる。また、通学班は遠く離れていて、集団登校も期待できない。一方、通学区域外にはなる今城小学校は徒歩で15分の距離。それに、邑久小学校に行くことになると町内会やコミュニティ、友達も離れ離れになってしまう。家の前を流れる用水で通学区域の線が引かれている。何とか、町内会のつき合いのある近くの今城小学校へ通えないかと教育委員会の窓口に相談すると、決まっている通学区域内の小学校に通ってくださいと言われたという話をお伺いしました。 また、長船駅前に住む地域の役をされている方から聞いた話も紹介します。長船駅前は近年アパートや団地が建設され、子どもたちも急激にふえた。でも、昔からの学区の線引きのせいで、近い行幸小学校ではなく、遠い国府小学校に通っている。ふだんから地域で見守っている子どもたちが遠くに通っているのがかわいそうでもあるし、安全面でも遠ければそれだけリスクが高くなる。どうにかならないだろうかという相談を受けました。 通学区域の見直しについては、地域のつき合いなどがあり、近いから、遠いからといって安易にかけかえることは、慎重にならなければならないことは理解をしておりますが、通学区域の境界にある地域については、弾力的運用を検討してはどうでしょうか。 質問事項2、介護保険について。 要旨1、今年度は第7期介護保険計画の策定時期であり、65歳以上の方の来年度の介護保険料も算定をされているところだとお察しします。年金は減っている中で高い国保税と高い介護保険料が引かれて、生活するのは大変だというご意見を数多く聞きます。県下5番目(「9番目」と後刻訂正)に高い瀬戸内市の介護保険料ですが、来年度からの介護保険料の見通しについてお聞かせください。 要旨2について、おとといの8番議員さんの質問の趣旨とほぼ同じです。谷本部長からは、元気アップデイを卒業といっても、本人の意向やケア会議での慎重な判断で延期する場合もある。理解をいただけるよう丁寧な説明をするという答弁内容でした。ですから、通告に対する答弁は結構ですが、さらに踏み込んで聞かせてください。 ここで、私がお聞きした話を紹介します。2年前からデイサービスに通う90歳の女性は、週1回、デイサービスの職員や利用者に会うのをとても楽しみにされていたそうです。それが突然、元気アップデイに切りかえられました。元気になってしまえばデイサービスに通えなくなる。いっそのこと、元気にならなかったらデイサービスに通い続けることができるのかとスタッフに尋ねられたそうです。谷本部長は、デイサービスを卒業し、自立した生活を目指していただきたいとおっしゃられますが、この90歳の女性、支援の必要な女性が週たった1回のデイサービスを利用しながら在宅で生活していることが、自立していないと言われるのでしょうか。そもそも、介護保険サービスの理念は、認定を受けた高齢者が介護保険サービスを上手に利用しながら自立した生活を営むことを、社会全体で支えることではないでしょうか。 また、事業者からも意見を聞きました。紹介いたします。報酬単価は以前の8割程度、それに現行のデイサービスとは別にスタッフも部屋も用意しなければならないので採算面で大変。何より、利用者に不安な思いを抱かせることが本当につらいので、元気アップデイサービスを撤退することを考えているとのことです。撤退する事業者が今後ふえていくことも予想されます。谷本部長、丁寧な説明をするからいい。卒業する人ばかりではないから安心してください。このように済ませるのではなく、本当にサービスを終了させるこの制度が瀬戸内市の要支援にとって自立することになるのか、要支援者の切実な声、事業者の声に耳を傾けていただきたい。 総合事業は、自治体に合った制度を市で考え、制度化するものです。倉敷市のように、現行相当型のデイサービスのみで、元気アップデイのような緩和型を実施していない自治体も実際にございます。一旦つくった制度です。もちろん、運用しながらにはなりますけれども、市民の声に耳を傾け、制度の見直しをする姿勢、そういう対応策が一方では必要だと思いますけれども、どうでしょうか。先輩議員、馬場議員がいつもおっしゃられますPDCAサイクルでしたか、計画は立てても、実施をして見直しをする姿勢、必要じゃないでしょうか、お聞きします。 要旨2、先般の9月議会で家族介護慰労金制度創設を求めました。岡山県内の15市中13市が、在宅で介護している家族に対して慰労金を出していることを紹介いたしました。市長の答弁では、他市の状況等を慎重に見きわめながら研究したいとのことでした。検討状況についてお聞かせください。 質問事項3、新火葬場建設計画について。 要旨1、新火葬場建設については、瀬戸内市と岡山市との広域で整備することを協議しているとのことです。平成28年度までに火葬場関連で使った経費は約3,000万円です。平成29年度予算では1億2,500万円が計上され、事業は瀬戸内市のみで進められているところです。そして、基本計画では、概算工事費が約19億円、中期財政計画には瀬戸内市負担分として約10億7,000万円と示されました。 さて、肝心かなめの岡山市との協定をいつどのように結ぶのか、担当課レベルで進めている岡山市・瀬戸内市新火葬場整備推進検討会議での協議がどこまで煮詰まった段階で協定締結となるのかをお聞かせください。 質問要旨2、事業の進捗状況と今後の計画及び実施体制をお聞かせください。 質問事項4、地域一括交付金制度について。 要旨1、地域一括交付金制度の協議をしているとのことですが、市としての方向性はという質問なのですが、先日の5番議員の質問でこのことは大まかなことが明らかになりました。用意されている答弁は結構です。お聞きしたい方向性ですが、一括と言われると、地域に丸投げすることをどうしてもイメージしてしまいます。地域自治組織の地域内に所属する町内会、いわゆる自治会や団体に対する補助金の給付を地域自治組織の長がつかさどる、その補助金を地域自主組織に市は一括して交付するということを考えられているのでしょうか、お聞かせください。 要旨2、来年度の事業計画及びそれに伴う予算についても、5番議員の昨日の質問で明らかになりました。地域の活性化、課題解決に市がお手伝いをしてくださる。その形として、地域自治組織として基盤をつくる。制度設計とともに、その基盤づくりは最初に取りかかることになろうと思います。それには、よりどころとなる事務所機能を有した拠点施設の整備も必要になろうかと思います。現在、拠点施設があるところ、ないところ、またあっても改修が必要なところ、さまざまです。地域自治組織を単位とした拠点施設の整備について、お考えをお聞かせください。 ○議長(原野健一議員) 柴崎教育長。            〔教育長 柴崎伸次君 登壇〕 ◎教育長(柴崎伸次君) おはようございます。 では、私のほうからは質問事項の1についてお答え申し上げます。 学校の通学区域は、学校教育法施行令の規程に基づき、瀬戸内市立学校通学区域規則において、児童・生徒が現に居住している住所で就学する学校を指定しています。 議員ご提案の通学区域弾力的運用の検討についてですが、各学校経営、学校運営への影響や地域の特性、地域コミュニティとの関係、地域の保護者の意見などを総合的に踏まえる必要があるとともに、各地域においては地域のさまざまな活動の中でも位置づけられているものであることから、慎重にならざるを得ないと考えています。 なお、教育的な配慮が必要であるなど特別な事情がある場合には、指定学校変更の許可基準に基づき、十分な協議を行った上で許可をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 谷本保健福祉部長。            〔保健福祉部長 谷本憲子君 登壇〕 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) おはようございます。 それでは、済いません、質問事項2についてご答弁させていただきます。 まず、要旨1、介護保険料につきましては、介護保険サービスの利用実績や給付の伸び、人口予測等による必要となるサービスの量や保険料について見通しを立てているところです。また、高齢者福祉計画、第7期介護保険事業計画につきましては、介護保険事業計画策定委員会を3回開催し、ご意見をいただいているところです。 介護保険の給付実績は年々増加しているところですが、今後のサービス量や必要となる保険料について、できるだけ正確に精査し、適切な保険料となるよう検討していきたいと考えております。また、12月下旬から1月にかけまして、市民の方のご意見を幅広く聴取し、計画に反映させるため、瀬戸内市ホームページへ計画案を公表し、パブリックコメントを実施する予定としております。次回の2月議会には議案の上程をいたしますので、よろしくお願いいたします。 要旨2でございます。 現在、市では、元気アップデイのご利用者の方から利用期間についてご相談があっています。内容については、もう承知したということで先ほどご意見をいただきましたので……            (10番島津幸枝議員「承知はしていませんよ」と呼ぶ) 済いません。竹原市議の内容についてはご理解いただいているということでしたので、市の現状について、答弁書の内容を変えておりますので、済いません。スムーズに言えるかどうかわかりませんが、要支援の方には本来デイサービスの提供をすることがゴールではなくて、元気になっていただくために栄養面、運動面、また服薬などの管理が大変重要だというふうに考え、何を目的として生活をしたいかということを、十分に検討していくということを重要に思っております。ご意見をいただきまして、いきいき長寿課と地域包括支援センターコーディネーター等が協議を重ね、相談があった方の個別の状況や今後の対応策や現在の事業について会議を重ねております。 その結果ですが、1つ目は元気アップデイの利用目的について、ご本人やご家族、デイサービスの事業所が理解されているかどうかの確認をし、再度丁寧に説明すること。2つ目は、家庭での生活だけではなく、デイサービスの事業所に訪問し、デイサービスでの状況を関係者で共有し、個別ケア・地域ケア会議で検討する、ご本人の状況を確認すること。3つ目は、6カ月後の生活について方針を検討するため実施している、理学療法士、薬剤師、保健師、管理栄養士社会福祉士ケアマネジャー等で構成する個別地域ケア会議でお一人お一人の状況を確認し、継続して通所する必要がある方は通所期間を延ばす方針を確認いたしました。 この制度は、平成28年度から事業所の方に再々寄っていただいて仕組みをつくってまいりましたので、29年、30年についてはそのご意見をもとに実施していくという方針を固めておりますが、市議ご指摘のように、この制度は市で計画をしておりますので、その内容について評価し、検討し、また見直しをしていくということも十分視野に入れて、よりよいサービスにしていきたいということを考えております。 要旨3でございます。 9月議会において、議員より介護保険制度を利用しない高齢者や在宅介護している家族に対し、助成をする制度を考えてはどうかとのご質問をいただき、県内他市の家族慰労金の支給状況について調査を実施し、検討してまいりました。 現在、15市のうち、慰労金事業を行っていましたのは13市でした。そのうち、支給実績未回答の市、1市を除く12市のうち、5市が昨年度の支給実績はゼロ件、支給件数が3件以下の市は3市となっていました。残り4市は、介護保険のサービスを利用していないという条件を付していない状況でした。 介護については、高齢者の方が日常生活を送る上で感じる不自由な部分を家族で支えていただけるところは家族の方に、できない部分は介護保険を利用しながら生活の質を保っていただければと思っております。介護保険サービスを使っていない方でも、医療のデイケアを利用されている方もおられ、対象をどのように設定するか、その制度設計も慎重に検討しなくてはならないことがわかりました。今後も、家族の方には無理をなさらず、介護保険サービスを利用していただくように、制度の説明を行っていきたいと考えます。 また、サービスを使っていても助成金をお出しする方法については、多くの費用を単市で継続的に確保する必要があり、現在の瀬戸内市においては慎重に検討すべきことと考えております。失礼いたしました。 ○議長(原野健一議員) 小竹環境部長。            〔環境部長 小竹俊作君 登壇〕 ◎環境部長(小竹俊作君) 失礼いたします。私のほうからは、質問事項3についてお答えさせていただきます。 まず、要旨1でございます。 今年度の岡山市との協議につきましては、岡山市と瀬戸内市の具体的な連携方策を話し合う場としまして、岡山市・瀬戸内市新火葬場整備推進検討会議を設置し、連携手法の検討等や本事業に係る情報共有等を行っております。 岡山市との協定につきましては、2月議会において決議のございました、岡山市との連携を早期に具体化することを基本に置き、岡山市と協議を行っているところでございます。引き続き、両市で協議を行い、早い時期に協定が締結できるよう努力してまいりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。 次に、要旨2でございます。 まず、新火葬場整備事業の進捗状況を申し上げます。 今年度予算での新火葬場整備に係る委託業務につきましては、全て業務発注が終わり、現在はそれぞれの業務を実施しているところです。 まず、路線測量業務地質調査業務につきましては、7月20日に地権者の方への説明会を開催し、所有地への立ち入りについて承諾をいただき、現地での作業を行っております。インターチェンジ詳細設計ほか業務、造成実施設計及び軟弱地盤技術解析業務は、備前県民局や警察など関係機関との協議を行い、作業を進めているところです。用地測量業務は、インターチェンジ詳細設計及び造成実施設計が確定の後、速やかに測量業務が開始できるよう準備をしております。保安林解除申請書作成業務は、提出先である備前県民局と協議しながら進めているところです。構造物詳細設計は、現在の里道が事業により通行できなくなるため、つけかえのための設計で、11月8日に敷井地区住民を対象とした説明会を開催し、承諾をいただき、作業を進めております。今年度事業につきましては、現在、工期内完了を目指し作業をしているところでございます。 次に、地元との協議の状況でございますが、敷井地区は先ほど申し上げましたつけかえ里道の説明会に合わせて、火葬場事業に伴う地元要望をお聞きし、いただいたご意見やご要望を市に持ち帰り、関係機関と協議検討しているところでございます。その後、地元と再度協議をすることとしております。庄田地区につきましても同様な協議を予定しており、日程を調整しているところでございます。本事業が円滑に推進できるよう、両地区との協議を進めていくことにしております。 また、今後の計画については、地元との協議状況や岡山市との関係も見きわめた上で、事業実施となる業務、用地買収へと進めてまいりたいと考えております。また、その業務量及び業務内容により、体制を検討する必要があると考えております。ご理解をお願いいたします。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 石原総合政策部長。            〔総合政策部長 石原知之君 登壇〕 ◎総合政策部長(石原知之君) それでは、私のほうから質問事項の4についてご答弁させていただきます。 まず、要旨の1でございますけれども、現在検討中の一括交付金の細かなルールは、他自治体の例などを参考に今後決めていく計画としておりますが、現在の市民活動応援補助金や各部署で対応しておりますさまざまな自治組織向けの補助金をまとめて交付することで、地域ごとに異なるさまざまな課題解決に柔軟に対応していただける補助金として、議員おっしゃったような一括という表現で用いております。 先進地の事例で申し上げますと、この交付金はある程度の広範囲で組織される自治組織への交付を前提としているので、その使い方についてもそれぞれの地域自治組織のルールに沿って、地域の合意の上で策定していただきます地域計画に基づいて配分していただくことになるということを想定しております。当然、地域の自治組織の代表となる方には、これまで、現在の制度でございますけれども、市民活動応援補助金と同様に大切な公金、税ということを考えていただき、責任を持って運用していただくことになると思っております。 この制度の検討を進めておるわけですけども、その中で細かい課題が次々と出てきておるのは現実で、先般、市内20カ所で行った地域を考える会でも、地域の課題やそれに対する市民の意見が異なることがわかってきております。現在、検討を進めております協働のまちづくり推進委員会の中でも、慎重な意見が出てきております。 この交付金制度の導入は、そうしたことから市民活動に対する影響が非常に大きいということも認識しておりますので、安易に制度を決定することのないよう、慎重に検討を進めていきたいと考えております。そうしたことから、昨日、一昨日ですか、答弁いたしましたとおり、本年度、来年度を制度設計の期間として研究したいと思っております。 次に、要旨の2でございますけれども、地域一括交付金制度の導入とあわせて検討しております新しい自治組織制度につきましては、今の自治会よりも大きな枠組みでの構成というふうに検討しておりますけれども、邑久町地域では現在のコミュニティ協議会単位、牛窓町地域では現在の小学校区の単位、そして長船町地域では大字単位での構成を検討しております。 そして、議員ご指摘のとおり、新たな枠組みとして、この交付金制度の導入に合わせて、地域活動の拠点となり事務を行ったりするための施設が当然必要になってくると思っております。牛窓町、邑久町には、現在想定している範囲では公民館の分館やコミュニティセンターがございます。これらを何らかの形で自治組織に活用していただくことを考えております。また、長船町地域におきましては、ふれあいプラザなどの介護予防拠点施設地域交流サロン、老人憩いの家などの施設があり、これらを拠点の候補として考えております。しかし、協働のまちづくり推進委員会やこれからの地域を考える会などでの検討状況から、長船町地域におきましては、大字単位での一定のまとまりを形成するとなりますと、範囲が広くなり過ぎたり、人口の多いところや少ないところが出てくるということで、活動拠点をどこにするかという点も含めて、現状では課題が多いと思っております。 新たな地域一括交付金制度の導入に当たっての活動拠点の確保については、別にございます公共施設再編計画、それから現在の先ほど申した施設については指定管理者制度で指定管理を行っておりますので、そういったこととの関係も大きくなるというふうに考えております。これらについても、今後、市民や推進委員会の意見を聞きながら、また市役所内部での調整を図りながら慎重に検討していきたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) まず、質問事項1、教育長にお尋ねします。 通学区域についてですけれども、教育長の答弁は、特別の事情とかがある場合は慎重に協議して受け入れるぞというような内容だったと思います。ただ、私が言っている地域、住所、住所で決められた通学区域についての見直しは、もうしないというお答えだったんだろうか。そういうわけではない。そこを聞かせてください。 ○議長(原野健一議員) 柴崎教育長。 ◎教育長(柴崎伸次君) 見直しをしないということではございません。現に、現状の通学区域規則については、瀬戸内市ができたときに見直したわけでございまして、その後も見直しはございます。 先ほど、議員の中からご指摘のあったところが該当するかどうかはわかりませんが、26年のときも、地域の自治会とも協議をしながら、これはすぐできたっていうわけじゃなくて、十分な協議をした上で、26年にも見直した経緯があるということは承知してございます。だから、全くしないというわけじゃなくて、こういうことがあるからすぐ見直すということではなくて、現状の通学区域がどういう経緯で現状になっているのか、そこからスタートしないと何も話が進まないと思います。何かがあったからというわけではないということでございます。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 私が取り上げたケース、誰がどう考えても、教育長、そう思われません。町内会つき合いも今城小学校なんです。コミュニティももちろんそうです。だけど、距離についてもはるか遠い、1時間先の邑久小学校に通うと。今城小学校は徒歩で行けば15分で行けると。集団登校も、遠く離れた班まで行くには、そこまで歩くだけでも30分ぐらいかかるというようなケースでございました。 こういうケースが果たして、いろんな事情もあるかもしれないですけど、これだけの情報を聞く中では、今城小学校のほうが子どもにとっても、地域にとっても適切だと私は思うんですけど、教育長はどういって思われます。 ○議長(原野健一議員) 柴崎教育長
    ◎教育長(柴崎伸次君) 冒頭答弁で申し上げましたが、議員がおっしゃった中にもございましたけども、単に距離云々で決められるものではないので、地域のこともございます。そういったこともありますし、距離が近いから、遠いからということもおっしゃられましたけども、当然、なぜ現状の通学区域がこうなっているのか、それは、距離からしたら議員おっしゃるように近いほうがいいということがあるかもしれません。一方で、過去の、国のほうもいろんな委員会の中でも指摘があって、実際に見直しをしているところはあるということは知っています。ただ一方で、一旦は弾力化したんだけども、地域の子どもは地域で育てるという意見もあって、やめたというところもあるんです。そういったことも踏まえると、単に距離云々っちゅうことだけではなくて、当然ながら子どもの安全ということもかかわってくるとは思いますけども、こういうことがあったからすぐっていうわけにはなかなか動きづらいという、そこはあると思うんです。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 言われたとおりです。地域の子どもは地域で育てる。地域は今城小学校なんですよ、町内会つき合いも。こういう状況が実際、この方だけじゃないと思うんですよ。よくよく見てみたら、意外にほかの地域でもこういう現状が発生していると。 近年、団地開発であるとか、そういうのも大分開発されて、地域の状況も変わりつつあります。こういう状況があったという問い合わせについては、教育委員会として通学区域等検討委員会でしたか、そこにかけて、見直しをしてみるということでぜひ臨んでいただきたいと思いますので、一旦決まってしまえば6年間通わないといけないんです。転校という形もありますけれども、それはそれで子どもにとってリスクです、負担ですので、やはり子どもさんが入学する前に、どっちが本当はこの子どもにとっていいのか、地域にとっていいのか、学校にとっていいのか、検討してみていただけませんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 柴崎教育長。 ◎教育長(柴崎伸次君) 通学区域の見直し自体っちゅうこと、だから先ほど来申し上げておりますが、現状がどうだったかということ、まずそこから調べる必要があると思うんです。            (10番島津幸枝議員「もちろんです」と呼ぶ) やらないといっているわけではございませんので、そこだけご理解いただきたいと思いますが、そういった中で現状がどうなっているか、それから実際に、過去に改正した経緯もございます。そういったこともありますし、議員おっしゃるとおり、ほかにもあるかもしれません。その辺、全般的に、総合的に、まずは調査してまいりたいと思っております。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 早急に調査して、検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。 それから、質問事項2、介護保険についてなんですけれども、きのうの答弁では、総合事業自体のあり方について、運用については本当に要支援者の負担にならない、困らないように寄り添うという答弁で、それはそれで結構なことでございましたけれども、あれだけ竹原議員がこういう現状なんだということになれば、本当に計画自体の見直しもするという姿勢が聞けなかったものなので、私はここで再度質問させてもらいましたけれども、見直しもしてくださるということですので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 実際、利用している要支援者の方であるとか、提供している事業者の声を聞く、それを持ち帰って担当課で模索して、そんな計画づくりであってこそ、血の通った高齢者福祉行政ができるまちとなると思っていますので、よろしくお願いします。 事業者の中には、すごい努力してくださっているところもあります。要支援者がサービスが切れたからといってひきこもりにならないために、事業所へボランティアで通ってもらうっていう策も講じて、実際に取り組んでおられるところがあったり、中には事業者で地域でサロンを開いて、認定を受けていない方もそこに通っていただいている、そういう取り組みをしているところもあります。そういう経験を事業や制度に反映をしていただくことも考えてくださいまして、市独自で本当にいい事業を模索していただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 谷本保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) サービスありきではなく、地域の皆様と地域包括ケアを実行していくように検討して、高齢者の方が自立して生活できる期間が少しでも長く生活できるということを目標にして、検討していきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) ぜひ、よろしくお願いいたします。 介護保険料なんですけれども、見通しは、今の段階では示されないということでしたけれども、本当に年金暮らしの方は、年金も減っている中で大変な生活になっておりますので、ぜひ上がることのないように調整をしていただきたいということを要望しておきます。 それから、家族介護慰労金制度の創設、しないというわけではない、慎重に検討していくということでしたけれども、例えばほかの市がやっている、在宅で介護サービスを利用していない方に支給している自治体もありますということでお答えいただきました。ちなみに、瀬戸内市の要介護4、5で介護サービスを利用していない方は6人なんです。それは部長言われるように、介護サービスを利用しながら上手に、本当に生活していくことを進めたいというご意見も、全体で支えるサービスと、介護保険サービスの理念からすればごもっともなんですけれども、実際、高齢者によっては家で生活したいんだという要望もございます。家族の中では、自分のお母ちゃん、お父ちゃんを自分で介護したいという、そういう要望もあります。それが高齢者の尊厳であると思うんです。 実際ほんなら、もし入所施設に利用していれば、月額でいえば約30万円近くかかるんです。実際、介護保険の特別会計もそこから支出しているわけです。家族の中で、在宅で介護してもお金がかからないわけではありません。精神的負担、身体的負担、なおかつ経済的にも負担がかかるもので、本当に瀬戸内市として在宅で介護しているご苦労を少しでも感謝したり、理解したりするっていうことを示すには、慰労金制度というのは家族介護を支える上でも重要だと思いますので、ぜひ前向きにこれからも検討をよろしくお願いいたします。市長もよろしくお願いいたします。 続きまして、新火葬場建設計画について、質問事項3について再質問いたします。 平成29年の2月定例会、当初予算での1億2,500万円の火葬場関連の私の質疑の答弁では、小竹部長、来年度早い時期に結びたいと、来年度といっても、要は今年度になりますね。来年度の。前年度に質疑した内容ですから、だから今年度早い時期に結びたいという答弁でした。市長の答弁は、この予算を──この予算と言ったら1億2,500万円の29年度予算のことです──活用できなければ、協定締結に大きな支障が出てくるという答弁でございました。 私たち日本共産党は、岡山市との協定を締結するまでは、具体的な予算計上は認められないという立場をとらせていただきました。しかし、ほかの議員さんは、市長や小竹部長がこう訴えの中で、早く協定が締結するためにはこの1億2,500万円の予算は認めなければならないと、そういう立場をとられました。部長や市長の主張どおり、協定締結のめどが現在どのぐらい立っているのか、大変心配になるわけであります。小竹部長が言われるように、今年度中に締結できますか。 ○議長(原野健一議員) 小竹環境部長。 ◎環境部長(小竹俊作君) 議員さん今おっしゃられたように、私も2月議会でそういうふうな発言をしたことを覚えております。その中で、それを行う上で、今現在岡山市のほうとの協議を進めております。この事業につきましては、両市にメリットのあることを基本に協議をしております。その上で、両市の連携の必要性においては、共通に理解した上で、協定に向けて一つ一つの事項についてすり合わせを行っている状況でございます。 協定の内容等につきましては、デリケートな問題もございますので、ちょっと発言のほうは控えさせていただきますけれども、いつの時点ということは申し上げられませんけれども、できるだけ早くということで頑張っておるところでございます。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) できるだけ早くということで、めどについては、ここではお答えできないということですね。 今後、火葬場を整備進めていくに当たりまして、部長おっしゃられました用地買収であるとか実施設計、あと地元要望に対する地元対策、いよいよ本格的な予算計上が待っております。そして、事業が計画されていきます。こういう予算計上に対して、岡山市との協定締結が実現した上で予算計上をされるつもりなのか、事業を実施していくつもりなのか、はっきり聞かせてください。どっちかでいいです。予算計上が先になるのか、締結が先になるのか。 ○議長(原野健一議員) 小竹環境部長。 ◎環境部長(小竹俊作君) 岡山市との協定を結ぶ上でしていく必要のある業務というのもございます。そういうものが完了した、見きわめた上で、そういうものができまして完了を見きわめた上で、岡山市との中で、どういう形でお示しできるかというような、協定に向けての内容についてお示しできるかというようなことを見きわめた上で、次の事業に進んでまいりたいというふうに思っております。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) ちょっとはっきりしませんでした。私がお聞きしたのは、協定を結んだ後に火葬場関連予算について計上するかしないか、簡単ですよ。どっちですか。 ○議長(原野健一議員) 小竹環境部長。 ◎環境部長(小竹俊作君) この部分については、非常に岡山市との関係、今協議の状況という部分で、ちょっと答えにくいという部分がございます。 私どもとしましては、協定っていうものを前提にということでお話をしております。その中で、岡山市との、両市においてお互いにこの事業を進めていくというような形のものができるというようなことも含めてが……            (10番島津幸枝議員「議長」と呼ぶ) ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) はっきり明確に答えていただけなければ、要は議員さんも市民も、とらぬタヌキの皮算用になっては、されてはいけないということが心配だからこういうことを聞いているんです。用地買収にしても、逆に地権者の人に迷惑かけますよ。財政部局だって大変です。本当に、岡山市が出してくれるんか、心配ですよ。 ですから、協定を結んでから予算計上をするかどうかは、岡山市の問題じゃないんです。市民に対して、市議会に対して、そことの関係じゃないですか。大切な税金を預かっている瀬戸内市、それを判断する市議会、そこが無駄遣い、無駄遣いじゃなくて、本当に負担がどうなるのかときちっと見きわめた上で判断をするのが我々の仕事なんです。予算計上を協定の前にするかしないか、それは岡山市との関係の問題じゃないですよ。何回聞いても同じですね。市長、どうですか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 議員がご心配されている向き、私もよくわかります。今、本当に実現できるんであろうかということ、我々の立場からいうと、当然、どのような枠組みで一緒にやらせていただくことができるかというのは、はっきりと見えた段階で議会にご説明をして、それから具体的な予算執行に移っていくというのが、これは一番望ましい形だというように私も思います。 ただ、これ協定ということになってくると、我々だけの理屈ではなかなか前に行かないところもあると思うんです。例えば、岡山市さんは岡山市さんで、もしかしたら本当に地権者の皆さん方が用地を提供してくださるかどうかということ、またそこの地元の皆さん方が同意をしてくださるかどうかということ、こういったところがまだ今の段階では全く見えていない状況であります。それを幾らかでも我々は見えるようにしていくために、用地を具体的に測量したりとかという形で、金額が幾らかでも確定していけるように、議会の皆さん方にご無理をお願いをして予算を計上していただいた、認めていただいたという、そういう経緯がございます。 我々の立場でいうと、この負担が一体どれぐらいかかるのかというところがしっかり見えなければ、岡山市さんは本当に乗ってくれるかどうかわからないだろうというのは、それは我々にとっても同じです。でも、逆に岡山市の立場でいうと、西大寺の斎場が今老朽化をしていて、本当に瀬戸内市ができなかった場合に、じゃあ西大寺の斎場にかわるものが岡山市でどうなるんだといった、そうした話ももしかしたらあるかもしれません。したがって、今本当にどちらも、ある意味で前へ行けるかどうかというのが不安定な状況だというふうに言っても過言ではないと思います。そこは、お互いが不安な状態で来ているところを幾らかでも前に進めていくために、どういう形であればそれぞれが納得できる形で前に進んでいけるかどうかというのを、今担当のほうでいろんな形を模索をしているという状況です。 お互いの信頼関係を自治体同士である程度信頼し合いながら紳士的な形でやっていくというのが、これが大原則であると思いますし、我々もそうです。また、岡山市さんもそういう立場で臨んでくれているというふうに、私も副市長や市長やいろんな方と話をして、そこのところはしっかりと確信を持っているところがありますので、今本当になかなかもどかしい説明しかできないで申しわけないんですけれども、ぜひ、いましばらく見守っていただいて、どういう形でご説明できるかということをまたこちらのほうからご提案させていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 丁寧な協議をしていくことに関しては見守ります。何年でも見守りますよ。ただ、丁寧な協議をして、双方が納得して、双方の議会が納得して、その上で用地買収であるとか大がかりな予算、本格的な予算、それが計上されてそれを判断するのは、やはり協議が長くかかろうが、きちっとお互いの市議会が納得できる、そういう形の上じゃないと税金は使わせることができません、私は。恐らく、ほかの議員さんも同じ考えだと思いますよ。 市長が言われるとおりです。おっしゃられるとおりで、それは岡山市と瀬戸内市が納得した、それだけじゃだめなんですよ。市民や市議会、岡山市議会も納得しないといけない。納得もできないのに、瀬戸内市がどんどんどんどん予算を膨らませて使っていく。これまでも1億5,000万円使っているんですよ。締結ができなければ1億5,000万円は丸々瀬戸内市が、全て瀬戸内市の持ち出しです。そういう意味でも、岡山市との協定を結べた上で、きっちりそこが明確になった上で、事業であるとか、予算計上であるとか、地権者との用地の交渉であるとか、そういう進め方をしていただきたいというふうに思います。 岡山市との協議、実際、締結に向けての協議、じゃあ何と何と何と合意ができたらどこの段階で締結できる、例えばその負担割合を決めた上で締結、地元対策費も、これまでの使ってきた経費に関してもひっくるめたお金、それを双方で割りますよという話であるとか、PFIじゃなくて、何か書いてましたね。運営手法であるとか、維持経費の負担割合を決まった上で締結する。何と何と何が合意に必要なんですか、締結には。 ○議長(原野健一議員) 小竹環境部長。 ◎環境部長(小竹俊作君) まず、現在つくっております基本計画につきまして、岡山市との両方の共同の部分についての若干の見直しが必要になるかと思います。そのほか、当然、負担割合でありますとか、それの対象の事業というようなことが検討事項ということになります。また、維持管理をしていく上での連携の仕方という部分についても、必要になろうかと思っております。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 大変な協議ですね。私は、考え方は違うかもしれませんけれども、協定締結を先に結んでもいいんじゃないかなあという思いはします。一緒に手を組み合って、双方の職員さん、議会が知恵を出し合って、どうするかっていう協議は締結後にしてもいいんじゃないかと思いますので、ここでこうせえ、ああせえと言っても、それこそ相手があるわけですから、本当に早期に結びたいという思いがあるならば、負担割合にしても、今言われた手法にしても、それを後で決めるというやり方もあると思います。 とにかく、最後に申し上げます。予算計上、はっきり岡山市と締結が結ばれた以降にしていただきたい。早期に結びたいと言われるならば、締結のための合意内容、それも瀬戸内市としての言い分をしっかり岡山市に伝えていただきたい。そして、岡山市議会、瀬戸内市議会が同じタイムスケジュール、温度差がないような進め方をしていただきたいと思います。それは瀬戸内市だけの職員さんより、岡山市の職員さん、知恵を出し合ってしたほうが、結果的には事業も円滑に進みますし、技術的なものも1人が2人になって、2人が4人になるわけですから、ぐっと格段に高められると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それから最後、一括交付金について、これもうやむやにされてしまったところはあるんですけど、私は町内会に一括して自治会や団体なんかに補助金給付事業を配分することまでさせようとしているのかどうかということを聞きたかったんですけど、そうなんですか。 ○議長(原野健一議員) 石原総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) そういう形で大きな自治組織、先ほど言いました邑久でいえばコミュニティ単位ということになりますので、そのコミュニティの主体は今の現状の町内会というのがございますので、そのコミュニティ単位で交付して、それをそれぞれルールにのっとって、その中の自治会へまた交付するというような形を考えています。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 昨年10月に解体(「開催」と後刻訂正)された、瀬戸内市庁舎で協働のまちづくりフォーラム、私もさせていただきました。傍聴しました。大変厳しいご意見ばかり出ました。市は仕事を地域に丸投げするつもりなんじゃないかとか、ありました。議会でも、市長の答弁にはあらゆる地域要望の提案、例えば私たちが言ったリフォーム助成制度、これについてもまちづくり会議の中で検討しますということで、された経緯もそういう背景があります。 そういう中で、市が現在行っている団体、自治会の補助金給付の事業が地域に丸投げされてしまうと、ああ、邪魔くさいことは地域にしてもらう立場なのかなと。コミュニティの役員のなり手は本当に深刻で、邑久町内に限りますけど、コミュニティがあるのは。今でさえ大変なんです。今、地域のコミュニティ活動をされている人たちは、本当に一生懸命地域のために取り組んでくださっています。今でも深刻な状況、その上役員に負担をかけられる。そういうことになるのはごめんです。 地域一括交付金という、そういう印象を持ったまま、そういう悪いイメージがつきまといながら協議をしても、いいことになるのかなあというふうに思います。もういっそのこと、地域一括交付金という名前を変えることもあってもいいんじゃないかと思いますよ。地域、何でもいいですわ、すくすく交付金とか、どんどん交付金とか、地域活性化交付金とか、そういうぐあいで、本当に地域に一括するんじゃないという選択肢も考えられるならば、それこそ弾力的な検討もされてはどうかなというふうに思います。 本当に、仮に一括して地域自治組織に、私は反対ですよ、一括して交付するというのは。各自治会に補助金を地域自治組織が振り分けることになれば、地域の分断を招きかねません。想像してみてくださいよ。だから、コミュニティ会長、コミュニティという名前で地域自治組織の会長になる人が、あ、ここの町内会は何十万円だなあ、この町内会は何十万円だなあというふうに、規定に基づいて交付はするんですけれども、結局やり玉に合うのは組織なんですよ。そうしたら、余計になり手がいなくなるのは、もう目に見えています。こうなってしまったら、次に会長になる人が出てきません。 したがって、今せっかく地域で頑張っているコミュニティ、それがこの交付金制度によってより後退する可能性は、私はあると思います。この事業を、それは地域の活性化をする、まちづくりを協働してしようじゃないか、その理念は決して間違ってはないと思います。ただ、私はこの制度、本当に市の命運、あり方が問われる制度だというふうに思っています。もしかしたら、平成の合併より混乱を招く、そういう重たい、将来を問うような事業じゃないかなというふうに思います。やってみなければわからないではいけないんです。地域を壊しかねないことをやってみたらええが、やれるところからしたらええが…… ○議長(原野健一議員) 残り3分です。 ◆10番(島津幸枝議員) これでは本当に、一瀬戸内市政によって地域が壊された、このようになったら困るんです。ですから、本当に慎重に協議が必要だというふうには言われているんですけど、いろいろ想像力を働かせながら考えていただきたいなあというふうに思います。 一括して交付する、このことにこだわるならば、私は賛同しかねます。ただ、共通した地域課題、コミュニティ課題を協働して事業を進めていくとか、課題解決に市が協働して取り組もうじゃないか、そういうことなら私は賛成できますけれども、今言うように、一括して交付することには賛同できません。 甲賀市などは23の自治組織に全て拠点施設を整備して、そこには職員を2人、全ての自治組織に配置した。1人は課長級というじゃないですか。ここの視察に行ったときに、コスト削減につながりますか。あきれられました、そういう質問をしたら。そんなことになるわけないと。実際、3倍、4倍、交付金がふえているんですよ。雲南市、これを始めたころには4,600万円の交付額だったけれども、2016年には2億8,000万円、このように財源も使われているわけです。 いまいち本当に、これからの瀬戸内市の地域の命運のかかった、そういう覚悟があるのかというふうに疑問です。モデル地区からやりたいところはやってもええがと…… ○議長(原野健一議員) 残り1分です。 ◆10番(島津幸枝議員) そういうものでは、私はこの地域一括交付金制度はないと思いますよ。 例えば、じゃあモデルでやったところが、それは失敗に終わるかもしれません。そしたら、もう本当にできません。逆に、頑張り過ぎたら、いや、あんなに頑張ることはうちらの地域でできるもんか、そんなことにもなりかねません。本当に雲南市や甲賀市、雲南市でも今いろいろ課題が残っているそうですけど、課題が出てきているみたいです、実際やったら。でも、本当に市政の命運をかけた事業だという覚悟のもとで取り組まれているっていうことは、私たちとは違うとこじゃないかなあというふうに思います。どうでしょうか、市長、ごめん。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 以上で島津幸枝議員の質問を終わります。            (10番島津幸枝議員「済いません。また聞かせてください」と呼ぶ) ここで10分間休憩いたします。            午前10時32分 休憩            午前10時43分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 まず、発言訂正を行います。 先ほどの島津議員の一般質問における発言の一部について、本人から発言訂正の申し出がありますので、これを許可いたします。 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) お時間をいただきましてありがとうございます。大変ご迷惑をかけました。 私の先ほどの一般質問の中で、2カ所ございます。 1カ所は、介護保険料につきまして、県下5番目と発言をしてしまいました。実際では9番目ですので、9番目ということに訂正させていただきたいと思います。 もう一点は、私の滑舌の悪さなんですけれども、昨年10月に開催した協働のまちづくりフォーラムと言いたかったことなんですけれども、昨年10月、市庁舎が解体したというふうに、全く違う意味になっていましたので、この2カ所についておわびして訂正をいたしたいと思います。申しわけございません。 ○議長(原野健一議員) ただいまの島津議員の発言訂正の申し出につきましては、会議録調製の際に議長において適宜処置させていただきますので、ご承知おきください。 引き続き、一般質問に入ります。 次に、発言順序14番廣田均議員の一般質問を行います。 16番廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 皆さんおはようございます。挨拶をせえということなんで、気持ちよくきょうは挨拶いたしました。 通告によりまして、それでは私の一般質問を行いたいと思います。 質問事項は4点、1点目は中期財政計画について。 質問の要旨1、財政適正化計画の具体的な取り組みはということで、平成29年10月に、この10月に今年度の平成29年度から平成38年度の中期財政計画が示されたところでありますけれども、この計画につきましては、財政健全化法で示さなければいけないということで、毎年示されるわけでありますけれども、この中で数値的に言いますと、財政運営の数値目標が、平成28年実績が、経常収支比率が83.6%、実質公債費比率が10%、将来負担比率が43.9%ということで、29年見込みが83.6%、実質公債が10.3%、将来負担比率が74.9%、平成38年目標が経常収支比率が104.0未満、実質公債費比率が12.0未満、将来負担比率が108.0%未満ということで、数値的には非常に現在のところこれでよいのではないかというふうな見方がありますけれども、実際、この中で書いて、見通しとして非常に厳しいと、平成32年には基金がもう底をつくというような状態で、これに向けた財政運営適正化計画が組まれております。これについて、個々担当部署から具体的な方策について取り組みをお聞きしたいと思います。 2点目、護岸、堤防の補強について。 質問の要旨1、台風等の風波による決壊の危険性がある牛窓紺浦地区の現状と対策はということです。 これについては、平成22年度だったですか、紺浦地区の区民の署名を集めて、この護岸をどうしても補強していただきたいということで、市のほうへ陳情もしておると思いますか、その後の対策はどうなっておるのか。 それから、要旨2の牛窓中浦地区の浸水防止対策はということでありますけれども、私の住んでいる鹿忍地区も浸水防止ということで再三申し上げておりますけれども、今回は同僚議員のほうからも出ましたけれども、中浦地区の浸水がこのたびの台風によっても起きたということでございますので、これについての取り組みというのをお聞きしたいと思います。 それから、港湾の防波堤について。 防波堤の補強工事の進捗状況はということでありますけれども、昨今、非常に温暖化によって海水が膨張する、あるいは高潮によって、時期的には秋ごろが一番高潮ができる時分でありますけれども、もう防波堤がかさ上げが必要なとこもありましょうし、中でも台風の被害で懸念されておるのが、先ほども言いました紺浦地区の防波堤がむき出しというふうな状態になっておるということで、これも改修、あるいは新規にテトラをやってほしいというような要望もあったと思います。昨日、建設部長のほうから新規の取り組み、港湾あるいは漁協についての件数をお聞きしておりますけれども、こういったことについてどういうふうに考えられておるのか、お聞きしたいと思います。 それから、4点目の子育て支援について。 質問の要旨1、学童保育(放課後児童クラブ)について、高学年になっても入所したいという要望を聞くが、市として現状をどのように把握しているのか、またその対策はということでありますけれども、学童保育についても同僚議員のほうから質問があったとも思いますけれども、これは父兄のほうから来年度にもう高学年、5年生、6年生が夏休み等にクラブをやってもらわんと、どうしても働きに行けないというような父兄の意見もありまして取り上げた事案でありますけれども、その対策としてどういうふうに考えられているのか。 それから、質問の要旨2の保育園の待機児童の状況はということでありますけれども、これも待機児童が現在いるというようなことを聞いております。現在の状況とその対策についてお伺いしたいと思います。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 入江総務部長。            〔総務部長 入江隆晴君 登壇〕 ◎総務部長(入江隆晴君) 改めまして、おはようございます。 質問事項1、要旨の1について答弁させていただきます。 先日の議会全員協議会で説明させていただきましたとおり、当市の現在の財政状況は、これまでの行政改革の成果であるとか、国が行った景気回復のための経済対策による国から地方への財源配分により、健全な状況を維持しているという状態でございます。現在の制度を前提として各担当部局、部署が計画する、今後10年間の収支見込みを集計した中期財政見通しでは、基金取り崩しによる補填がなければ財政運営ができないというような状況になっております。これは、合併市町村に対する地方交付税の優遇措置が段階的に削減される歳入減と、学校施設長寿命化計画による計画的な幼稚園、小・中学校の施設整備事業、JR駅前整備事業、また庁舎再編事業などを盛り込んだということが大きな原因となっております。持続的な財政運営を確保するため、歳出削減、事業の平準化、また財源の確保などの適正化策を盛り込んだものが財政運営適正化計画となります。将来の財政状況をまとめ、健全な財政運営とするための適正化計画を策定した瀬戸内市中期財政計画は、当年度から10年分の財政運営の目安とするため、毎年作成し、市のホームページ等で公表しております。今年度の中期財政計画では、財政運営適正化策として投資的事業の見直しであるとか公債費の見直し、また事務事業及び内部管理経費の見直し等々、7項目を掲げて取り組むこととしております。 しかしながら、適正化計画を実施しても、平成35年には財政調整基金が枯渇するというような見通しとなっております。国の政策や市の人口構成、産業構造の推移を見通しながら、健全で持続的な財政運営ができるよう、毎年ローリングを行う中で、その年度のニーズに合った見直しを実施してまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。            〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) おはようございます。本日最初の答弁になりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、私のほうから質問事項の2と3につきましてご答弁を申し上げたいと思います。 まず、質問事項の2の質問の要旨1からでございます。 ご質問をいただいております護岸堤防の補強についてでございますが、紺浦地区に関しましては、特に牛窓中学校の南側の船だまりにつきましては、沖合に消波ブロックなどの防波堤がなく、護岸に波浪が直接当たるために、損傷が見られる箇所があるのは事実でございます。 この件につきましては、先ほど議員のほうからご指摘いただきましたように、地元関係者の皆様からも陳情をいただいているところでございまして、対策が必要ではあるということは承知をしておりますが、申すまでもなく、紺浦地区の沿岸部一帯は牛窓港の港湾区域ということでございまして、岡山県が管理する港湾施設となっております。 現状で申し上げますと、牛窓港の高潮対策事業としては、これは平成24年度から業務に着手し、現在、綾浦地区の整備に着手しておりますが、紺浦地区につきましては未着手というふうな状態になっております。市といたしましては、毎年、高潮対策事業を初めとする港湾事業について、先日来も申し上げておりますが、県に強く要望しているところでございまして、今年度も7月に備前県民局に出向きまして、来年度の県事業関係の要望をしているところでございまして、当然、紺浦地区につきましても早期整備に向けて要望書に盛り込んでいるところでございます。今年度、大きな災害が本市においても発生しておりますので、特に今年度については来年度の事業に関して、県のほうの予算といいますか、予算枠については配慮してほしいということで、その辺もあわせて県のほうに強く要望しておりますので、ご承知おきいただければと思います。 いずれにしましても、こうした高潮対策事業の早期完成につきましては、今後も強く要望書に盛り込む形で、引き続き継続的に要望活動を行ってまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、質問の要旨2についてでございます。 中浦地区の浸水防止対策はということでございますが、中浦地区におきましても、先ほどもご答弁させていただきましたように、沿岸部は牛窓港の港湾区域として県が管理する港湾施設となっております。 中浦地区の高潮対策事業についてなんですが、先ほども言いましたように、綾浦地区を今現在着手しております。この綾浦地区に引き続きまして胸壁を施工する予定としておりまして、現在、測量及び地質調査について、これは昨年度から実施を既にしております。現在の状況としては、今後事業化をするために、県のほうでは海岸保全区域に指定しなければいけないという作業が発生しておりまして、この指定を行う準備が今、進められておるところでございます。 本市といたしましても、工事の早期着手に向けて、早く着手していただくようということで要望しておりまして、県のほうも、もう綾浦地区に続いて引き続き中浦地区のほうに取りかかるということで、既に事業化を計画されておりますので、いましばらく時間のほうを猶予いただきたいということでご回答のほうをいただいておりますので、よろしくお願いいたします。 それから、質問事項の3についてでございます。 防波堤の補強工事についてということでございますが、現在、市が管理している港湾といたしましては、8港湾ございます。布浜港、間口港、知尾港、玉津港、師楽港、幡港、網代港、黄島港の、この8港湾が市が管理する港湾ということになっております。 これらの港湾に対しましては、昨年度とそれから今年度の2カ年をかけまして、港湾施設の維持管理計画を策定するための基礎資料となる現地調査を行っております。この内容ですが、港湾施設である防波堤、それから物揚げ場、浮き桟橋、護岸、堤防、そして突堤、これらの施設について陸上からの調査、海上からの調査、そして必要に応じて潜水調査を実施しているところでございます。昨年度の調査結果では、これらの8港湾についてですが、補強工事が必要な施設はないということで、今年度においては、昨年調査をしていない部分を現在調査中ということで、今のところ重大な損傷がある箇所についての報告は上がってきておりません。 今後についてですが、現地調査の実施後、維持管理計画を策定する予定としておりまして、重大な損傷が発生する前に予防保全として計画的に維持補修をしていきたいというふうに考えております。 なお、県が管理いたします港湾、漁港施設についてですが、これも県のほうに確認をしたところ、朝日漁港の一文字堤防につきまして平成27年度に一部補修工事を行い、今年度も補修工事を実施することで、全体としては約7割程度が補修を終える予定とのことで、残りの3割につきましても、次年度以降、早期の完了ということを目指して準備をしていくという方針であるということを伺っておりますので、よろしくお願いをいたします。 以上、私のほうからの答弁とさせていただきます。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部参与。            〔保健福祉部参与 松尾雅行君 登壇〕 ◎保健福祉部参与(松尾雅行君) 失礼します。それでは、私のほうから質問事項4についてお答えいたします。 初めに、要旨1についてです。 平成27年度からの子ども・子育て関連法に基づき、放課後児童クラブの利用対象者が小学6年生までに拡大されております。 平成29年度の利用状況につきましては、年間利用登録者299人のうち63人、約21%の方が4年生以上となっております。6年生までに拡大されたことに伴い、引き続きクラブを利用される方がおられる一方で、学校からの下校時間が遅く、クラブを利用する時間が短くなるために継続されない方もおられることも承知しております。依然として、市内では低学年の利用希望が多いのが現状であり、それに伴う高学年の方の受け入れについてクラブから相談があった際には、適時対応しているところでございます。 次に、要旨2についてお答えいたします。 ことし10月1日現在、待機児童が3名となっております。この3名の方は、いずれもゼロ歳児となっています。この待機児童の主な理由としましては、保育室の面積に対する受け入れ人数の上限を超過したためです。ここ数年、ゼロ歳児、1歳児の入所希望が増加しており、この状況の解消を図るため、福田保育園の拡張や長船東保育園の改修を進めているところです。これらの拡張等により、平成30年度以降はゼロ歳児、1歳児で最大23人の受け入れが新たに可能となる予定となっております。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それでは、2回目、逐次質問をしていきたいと思いますけれども、順不同で、最後の子育て支援について、高学年で時間が短くなるということを言われたんですけれども、こういった学童保育のニーズもあるわけで、そのクラブから要請があれば受け、応えていくということで解消に努めると、支援員が5名以上、クラブが20人以上のところは5名以上ということをきのうの同僚議員の、きのう、おとといですか、厚東議員の中でも言われましたけれども、そういった支援員がおればできるということを聞いとんで、そういうクラブからの要請があれば、市としてもそういう支援員の獲得というか、それをやっていただけるということでよろしいんですね。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部参与。 ◎保健福祉部参与(松尾雅行君) 昨日も、一昨日でしたか、厚東議員の一般質問に対しましても答弁したとおりでございますが、まずはクラブで募集を早期に行っていただきたいと思うんですが、市としましては、クラブ側から依頼がありましたら速やかに対応してまいりたいと考えております。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) ぜひ、そういった要望があるということは、子育て支援につながるわけでありますので、本来の趣旨を踏まえてやっていただきたい、こういうふうに思います。 それから、保育園の待機児童、現在ゼロ歳児3名ということで、30年度からはもうこれに対応できるということで、23人言われたんですか、新たに。そういったことで、今後、待機児童をゼロに頑張っていただきたいと思いますけれども、保健福祉部長、何かあったら。参与。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部参与。 ◎保健福祉部参与(松尾雅行君) ありがとうございます。受け入れ態勢を十分にして、待機児童のなきように頑張りたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それから、後へ戻って港湾の防波堤について、建設部長から2つ、2項目でいただきました。本当に、取り組みについて熱意を持ってやっていただいとんだなあという思いがありますけれども、防波堤の8港について、市の管理する8港、この中でいろいろ聞いとんですけれども、防波堤も老朽化しておると、それからかさが風波によっては飛び越えてくる、そういったことも、それは県の管理港も同じようなことが言えるんですけれども、例えば牛窓の前の長い一文字波止、あれも状況によったら、台風によって過去、あれが全部飛び越えて波がして、家屋のほうへ押し寄せてきたというようなあれもありますんで、今、実態を調査してことし残りをやられるということです、言われたんですけれども、かさ上げについても十分検討していただきたいと思います。 それから、紺浦の防波堤については、現在、紺浦地区とあわせて、先ほども説明いただきましたんですけれども、本当に防波堤がないと一個、紺浦地区の用水から出て曲がり角の辺がもう、ちょっとへっこんどんです、1ブロック。それは、1ブロックというて言うてもかなり大きな、3メーター四方ぐらいなセメントのあれですけれども、それがもう抜けると、紺浦の団地が過去全てつかったとき、台風があるんですけれども、あれどころじゃなしともう全部浸水してしまうと。紺浦地区には常設の排水ポンプが2機ありまして、それで雨水対策で、雨水がたまるとまた仮設のポンプを設置して抜くというような状態にもなっとんですけれども、あれを早急に、言っていただいておると思うんですけれども、もう地元の本当のこれは差し迫った危険というか、そういった、台風の強さによると、南東の風を受けると、もうあそこが直に波が来るわけです、防波堤を。防波堤というか、波の受け口から入ってきて。それで、地元の人も、この間も元の区長のほうから言われまして、あれは、いや、それはもう要望はしておるんですけど、どうもということで、説明しておるんですけれども、これはもう何年来の地元の区民の気持ちなんで、それを理解していただいて、早急に要望していただきたいと、こういうふうに思います。 それから、新設の防波堤をそこに設置する、あわせてするようにも要望書を出しておると思うんですけれども、あわせてやっていただきたいと思うんですけれども、優先順位があることですから、どれがどうなってということも、おまえのとこが言うとんのにこっちが早いじゃねえかというようなことも言われかねないようなあれもあるんですけれども、危機管理からいうと、大分ウエートを占めるような状況になっておるんで、一つ要望についても、市長、強力にやってもらいたいと思うんですけど、市長の気持ちをお願いしたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) こちらは、もちろん市だけではどうにもならない部分がたくさんありますので、そうしたところをどのようにすれば前に進めることができるかということ、そうしたこともいろいろ情報交換、共有しながら、しかるべき方、またしかるべきところへ強力にお願いを要望してまいりたいと考えております。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 地元の住民の意見でありますんで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 それから、市の管理港、管理する港湾の中でも、先ほど言ったかさ上げとはまた違って、川の排水溝から逆流して浸水をするというようなところも聞いとんです。そういったところについても、また個別には言わせていただこうかと思うんですけれども、単なる調査でなく、地元の意見を集約していただきたいと思いますけど、再度。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 市が管理する港湾施設につきましては、先ほどご答弁させていただいたとおりでございますが、今後、先ほど言いましたように、維持管理計画を策定していきます。その中で、最近よく言われております、こういった施設については長寿命化といいますか、今ある施設をどのように長く維持管理していけばいいのかというような視点を持って、必要に応じて、先ほどご指摘いただきましたように、現状ではかさ上げが必要ないところも、場合によってはかさ上げ工事なんかも今後の対策としては必要であるとか、そういった総合的な視点で維持管理計画というのをこれからつくっていこうというふうに思っております。 まずは、今、補修が必要な箇所があるのか、ないのかという視点で調査をしておりますので、今後、調査を全て終わってから、維持管理計画の中で方針を決めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それから、中浦地区の浸水防止対策、これは高潮対策ということで、綾浦、紺浦、いわゆる中浦、綾浦が済んだら今度は中浦ということを言われたんですけれども、中浦は、低地帯は後背地からの雨水と、それから港が満潮になると雨水がたまるんと、高潮によって排水溝から逆流してきたんがつかえるから、あそこで、中銀の裏のほうでいつもつかるということなんで、あれを解消するためには、恐らくあっこの旧貯木場、漁業組合の裏の今遊漁船が係留しとりますけれども、あれはもういわゆる一般港ですから、普通に遊漁船がとめられるような港でもない、緊急避難のときに係留ができるというような状態で、今ずっと、一括してずらっと並んでおりますけど、あれも言えば不法係留の一つかなあということですが、あそこの解消をするためには、あそこを遊水地に使って、それで一つは樋門をこしらえて、出入りするところが狭くなっておるんですけれども、あそこを門扉をこしらえて、あそこから排水をするとすれば、水位より低い場合にはもう勝手に出るわけですから、だからそういった場合に、あそこを樋底にしとくと今の遊漁船やこうが全部軒並み、地に座ってしまうような状態になると思うんですけれども、きのうも1番議員の回答で言われたんで、八十数億円かかると言われたんですけれども、樋門をこしらえて常設した排水ポンプをすければ、それだけの経費は恐らく要らんと思うんですけれども、考えようで、いい意見があればとそのときに回答の中で言われたんで、こういった解消策もあろうかと思うんで、一方策として検討していただきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) ありがとうございます。 先ほどご提案いただきました中浦地区については、いろいろな形で要望書をいただいておりまして、いわゆる低地帯での背後地から出てくる雨水量の対策、あわせて先ほどから答弁させていただいております高潮対策事業、いろいろな事業をミックスをする形で対策をとっていく必要があるのかなというふうに思っております。 港湾施設に関する事業については、当然、県のほうに要望していくわけですが、これにつきましては県のほうも備前県民局の中でのトータルの予算の枠の中での話になりますので、さらにその中で、じゃあ瀬戸内市としてどの事業を優先するんですかというような話をするわけですが、その中でここが1番とか、ここが2番とかっていう話ではなくて、牛窓港全体としての事業の進め方っていうものも考えていかなければならないと。なので、引き続き県のほうへ、そういうことを含めて事業要望を出していければなというふうに思っております。 あわせて、市のほうで、先日もご答弁させていただきましたように、低地帯への対策事業というのも、また別の視点を入れて再度検証を、研究をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) ありがとうございます。ぜひ、解消に向けて頑張っていただきたいと思います。 それから、1番目の中期財政計画について、これの具体的な取り組みということでお聞きしております。この中で、財政健全化に向けた具体的方策ということで、この計画の中にお示しをいただいて、今、総務部長のほうからも説明を受けました。この中で、2番目の公営企業会計の繰出金の抑制ということで上げられとんですけれども、下水道事業への繰り出し、あるいは病院事業への繰り出し、水道事業への繰り出し、都市開発企業団地云々ということでなっておりますけれども、繰り出しについて掘り下げてお聞きしたいと思いますけれども、公営企業会計の中で、19年度から28年度まで網羅されておりますけれども、この28年度では企業団地造成事業が2億5,200万円、下水道事業が7億9,500万円、水道事業が3億1,000万円、病院事業が7億7,900万円、そういったことで、公営企業をのけた後期高齢者、それから介護、これも申し上げますと、国民健康保険が3億1,000万円、後期高齢者医療事業が6億4,000万円、介護保険事業が5億7,500万円、そういったことで総トータルすると36億7,500万円ということでありますけれども、下水については上下水道部長に聞きますけれども、どういう繰り出しの抑制を今後図っていかれるんか、必要経費もあると思うんですけれども、削減できる中の予算もあろうかと思うんですけれども、どういったことで削減をされていくのか、お伺いします。 ○議長(原野健一議員) 萬代上下水道部長。 ◎上下水道部長(萬代昇君) 下水道会計につきましては、公営企業に28年度から移行して、決算で赤字会計というようなことが明白に出てございます。 下水道事業につきましては、面整備等につきまして多額な費用を投資しているのは実態でございます。それの事業効果を得るに当たりまして、整備するに当たり、効率的、かつそういう部分の分を低コスト工事費でおさめて、さらに皆様に下水道の普及率を上げてもらうように、早期な排水設備の接続を促していきながら、使用料の収益に確保していきまして、幾らかそういうことをやりながら、一般会計からの繰入金を幾らかでも少なくしていきたいという考えを持って整備していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それから、病院事業については7億7,900万円、28年で突出しとるわけですが、これも理解できるとこがあるんですけれども、毎年2億円、22年度のときには1億8,000万円、27年度においては3億1,000万円ということで、大体2億円から3億円前後ぐらいであるわけですけれども、こういった繰出金の抑制については、事業管理者はどういうふうに考えられておるのか。 ○議長(原野健一議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) おっしゃいますように、28年度は確かに突出しております。これはご存じのように、いろんな建物を建てたとかというふうなことがございますし、それからそれまでの経常収支比率というのはたしか九十数%、それが28年度は90%ぐらいに落ちております。 私どものところは公営企業で、公立病院改革プランをつくれということで、32年度に100%に経常収支比率がなることを目標につくれということを言われておりまして、それに沿っていろいろつくっておりますが、基本的には、繰り入れも一応基準以外のものはたしか入っていないはずではございます。ですけど、なるべくそういうふうなものに頼らないようなものにならないといけないということで、いろいろ頑張っておりますけれども、やはり病院ですので、基本的には患者様がどれだけ病院に来てくださるかということが一番の基本です。ですから一つはいろんな管理費を含めて抑制するということももちろん努力をしておりますけれども、どれだけ患者さんに来ていただくかということが大切なので、病院の患者様方、市民からの評価をいかに上げるかということを力を注いでおります。 その中の一つに、例えば患者さんの満足度調査というものもございまして、それも毎年やっております。新しい病院に移るに当たりまして、前から言っておりますけれども、新しい病院になる前に、いかにどれだけ患者さん方からの評価を上げることができるか、さらにそれを続けることができるかということで、27年度から28年度に向けてかなり改善、入院患者さんの満足度も外来患者さんの満足度もある程度上がっております。さらに、それが新しい病院に移ってからも継続して上がっておりますので、まだまだ不十分ではございますけれども、これからさらに患者さん方の満足度を高めて、病床の利用率なり、新しい患者さんがいかに来られるかということに向けて頑張っていって、その結果としていろんな繰入金に頼る部分も少なくなるようにというふうに、努力を続けていきたいというふうに考えております。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 言い返しになりますけれども、病院のことで、先日来からも、同僚議員のほうから厳しい意見もあったと思うんですけれども、私も患者が来てくれるそういった病院、目指してほしいなと思います。 これは私の家族が過去お世話になったことがあるんですけれども、そのときに非常に不遇を受けたということで、もう今後一切市民病院へは行かんと言うて、身をもって私は体験しとんですけれども、その個別なことについてはまた言わせていただきたい、個別に言わせていただきたいと思うんですけれども、公立病院の改革ガイドラインというのは今考えられておると、32年に言われたんですか。過去、平成23年に公立病院改革ガイドラインというのが、これは通知が行っとると思うんですけれども、このときに繰り出しの抑制というのも中にはあると思います。その中で、必要な金を出さないといけないような、一般財源から出さないといけないあれも、経費もあるんですけれども、できればその中で経常収支比率、それから医業収支比率、職員給与費対医業収益比率、それから材料費対医業収益比率云々ということで、公立病院、市民病院ということで網羅されたのがありますけれども、こういった抑制については今後とも頑張っていただきたいと思いますけれども、先般から答弁で熱い思いをいただいておりますので、再度、病院改革についてお願いしたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) 先日からも、他の議員さんからも厳しいご意見をいただいております。もちろん、いろんな方がございまして、非常に病院に行って、先ほどおっしゃいましたように、もう二度と行きたくないというふうな方もいらっしゃると思いますので、非常に不愉快な思いをなさったり、非常にご迷惑をおかけしたことに関しては、大変私のほうからも改めておわびをしたいと思います。 病院というところ、非常にそういうふうな、もう二度と行きたくないという方もある傍らで、よそでは全然治らなかったのにあそこへ行ったらすぐ治ったっていうふうな方も逆にいらっしゃって、非常にそういうふうな特異な方だけを表に出してそれを全部に当てはめると、ちょっと誤解をすることがありますので、もちろん受けとめるほうとしては非常に重大に受けとめて、それを真摯に、個別に対応しないといけないというふうに、これは十分わかっておりますが、ただ全体を見て、どっちに動いているかということも、全体が平均的にどちらに動いているかっていうことも判断することも大切なので、その中では患者さんのいわゆる外来なり、入院患者さんのたくさんの、100人、200人という方々の平均した意見というのも、見ることも大切だというふうに思っておりますので、どちらも大切に考えております。 いずれにしても、一人でも不愉快な思いをなさる方がないように努力をしていきたいと思いますし、全体としての評価も高まるようにこれからも頑張っていって、信頼していただけるように頑張っていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 今後、健全な病院運営を期待しておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 それから、市長に、最後にお聞きしたいと思いますけれども、冒頭、この議会の一般質問だったですか、持続可能な市政というのを言われましたけれども、財政について持続可能とはどういうことか、お聞きしたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 持続可能性というのはいろいろな視点があると思いますけれども、まず歳入歳出のバランスを保ちながら見ていくということ、さらには計画的に中・長期にわたってその状態が続いていくかどうかということ、これをしっかり見きわめていくということ、また最悪の状況を想定をしながらそうしたリスクにも対応できるだけの余力を持っておくということ、こういった観点から持続可能性というのをしっかりと見きわめていこうということで、この中期財政計画もかなり厳しい目で積み上げているというところをご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 最後に、さっきも指標、数値目標、これ38年に経常収支比率が104.0%未満ということで、未満がつくからどこまで未満かというのはわかりませんけれども、私らが議員になったときに、非常に経常収支比率、比率言われて、大体80%前後ぐらいが財政が硬直化しない、弾力がある財政運営というのはそのぐらいではないかということを勉強したわけですけれども、今ごろは、財政健全化法ができて、その数値目標が将来負担比率、実質公債費比率、この4つですか、赤字連結比率とかという4項目がよければ、再建団体、それから軽い、県の許可が要る、落ちる、そういったことでなっておると思うんですけれども、104%が果たしていいかどうかというのは、市長も言われましたけど、100%超えてもええんだということを常々言われとんですけれども、経常収支比率というのは、一般的な考え方で、平成13年度以降は経常の一般財源プラス減税補填債プラス臨時財政対策債というのが分母になって、分子が経常経費充当一般財源ということになっておるわけですけれども、これがいわゆる経常経費の充当一般財源より100超えるということは、もうおおむね使えるそういった予備、建設費とか補助費とかというのはまた項目がありますけれども、いわゆる人件費とか扶助費とか公債費とかというのは、もう決まっておる財源ですから、104%が果たして市長の言われる持続可能な財政であるかどうかというのは、もう一度お尋ねをいたしますけれども、私も市長がおられたところの、講師をされておったトーマツで、行って勉強もしてきたんですけれども、経常収支比率というのも大事な項目であるということを聞いたわけなんで、それが果たして持続可能かどうかというのが…… ○議長(原野健一議員) 残り3分です。 ◆16番(廣田均議員) もう一度お聞きして一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 経常収支比率についてのご心配は、私もよくわかります。100%を超えている状態というのが果たしていいのかどうかということで、私も決してこれがいいというふうに申し上げているつもりは全くありません。ただ、経常収支比率の考え方をぜひご理解をいただきたいということで、いろいろな要素がこれには組み込まれているということを、これまでも答弁の中でさせていただいてまいりました。 具体的にいろいろ例を挙げさせていただきました。例えば、これから市に入ってまいります錦海塩田の貸付料収入4億6,500万円とか、こういったものはこの経常収支比率には全く反映されないものになってまいりますし、またこれ以外にも、これまでも市のほうに入ってきております特交、こういったものも臨時的なものとしてこれには含まれておりません。そうした形で、この経常収支比率の中に含まれていない経常的な一般財源というのがたくさん、たくさんといいましょうか、あるということ、これを理解をいただいた上でこの数字を見なければいけないということをこれまでも説明をさせていただいております。つまり、経常的なものと一般的な、臨時的なものというのをどのように分けるかということは、全国的にきちっとした、例えばこの実質公債費比率であったりとか、こうしたもののようになかなかうまく線引きが全国統一でできにくいという、そうした側面もあります。そうしたことから、財政の健全化法もありますけれども、この健全化法の中で判断する指標にも、経常収支比率というのは含まれていないという、そういった理屈もございます。 ○議長(原野健一議員) 残り1分です。 ◎市長(武久顕也君) そうした観点で、これからも、この数字も当然目安にはしてまいりますけれども、持続可能であるかどうかということは総合的に判断をしながら、我々としてもしっかりと財政運営に努めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 持続可能な財政運営に心がけていただきたいと思います。 これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原野健一議員) 以上で廣田均議員の質問を終わります。 次に、発言順序15番小谷和志議員の一般質問を行います。 15番小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) 3日目、最終バッターということで、お昼も近くなっておりますけど、明快な、納得いく答えができましたらお昼で終わりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 質問事項の1として、災害対策についてであります。 質問の要旨として、防災行政無線が聞こえない、聞こえにくい地域への具体的な対策はということであります。 ことしも大きな台風が2回やってきました。台風の去った後、翌日すぐに私の家に電話がありました。やっぱり台風のときは全然聞こえん、台風が来ょうたら家の中へおります。風も強いし、雨もかなり吹いて音も聞こえない。情報はテレビとかでその本人の方は見ているんですけど、行政無線でしゃべっていただいたら聞こえないというふうな、多く聞いております。今まで何回も質問して同じ答えが出てくるんじゃないんかなというふうには思うんですけど、過去何回もしておりますけど、どこまで進展しているのか、再度お聞きいたします。 2点目として、砂防ダムや池の土手、山の斜面などで崩壊のおそれがあるところへの今後の対応はということであります。 これも幾度か質問させていただきましたが、最近、砂防ダムを結構回っている、過去に質問したときにはその都度、定期的に検査に行くと、埋まっているところはとっているというふうに聞いておりますけど、ダムについては最近何カ所ぐらいとったのか、またどの程度埋まっている状況なのか、教えていただけたらと思います。また、池の土手については、結構イノシシがかじったり、ふわふわしとるとか、要望が結構あると思うんです。それが何カ所要望が出ていて、どのように今後に計画しているのかということがわかれば教えていただきたいというふうに思います。 それから、山の斜面ということで、県の指定している急傾斜地というものがあると思うんですけど、最近起こる豪雨、結構急激な雨が降るということで、今までにないようなところでも崩れる可能性が多くなっているというふうに思いますけど、その辺の把握と対策、改めてお聞きしたいというふうに思います。 3番目として、長船地域内の干田川の流域の浸水箇所への具体策と実施状況はということで、これも結構前から何回もしておりますが、私が言っているのは、これは飯井地区なんですけど、もう用地買収までいくという話は聞いておるんですけど、そこから先が全然耳に入ってこないんです。結構、そこまでいくと図面までできているんじゃないんかなというふうな思いはあるんですけど、進捗状況が見えてこないんで、その後の進捗状況を教えていただけたらというふうに思います。 質問事項の2として、道路の改善について。 要旨の1として、市道、農道で舗装の改修が必要な箇所の把握と対応はということであります。 最近、下水とか上水の工事においては、改めて舗装は全舗装になっているというふうに思っておりますが、過去において下水とか工事しているところは、掘ったところだけ舗装を埋め戻している箇所が結構あるというふうに思っております。そこの場合は、結構つなぎ目が割れていたり、間があいているようなところもあります。それから、掘ったところだけ沈んでいて、水がたまっているような状況もあるというふうに思いますが、要望がなければほっとくんかなというふうなこともあるんですけど、舗装の改修が必要なところの要望があればわかるかと思いますけど、その辺の把握はどのように把握しておるのか、教えていただけたらと思います。 それから、2番目として、通学路で舗装や改修が必要な箇所の把握と対応はということですが、これは結構舗装できれいに見えるんですけど、雨が降れば沈んでいるのか、通学路で水がたまって子どもの靴がぬれてしまうようなところもあるというふうに聞いております。これは教育長というて書いてなかったけど、その辺をあわせて、1、2、あわせて建設部長教えてください。 3番目として、瀬西大寺線の本庄地内の改良が課題となっているが、その後の進捗状況はということで、これは消防署の南の信号から西、県道、過去においても3回ぐらいですか、路線変更があったりいろいろしております。その後、進捗状況が全然見えていないので、どういうふうになっているのか教えていただけたらというふうに思います。 3番目として、学校給食についてです。 要旨の1として、献立は各調理場でどのように決定しているのか。これにおいては、市には3調理場があります。その中で1つのところだけなんですけど、僕の耳に入っているものだけですけど、ある学校で量が少ないとか、おいしくないとかというのが耳に入りました。1つのところだけじゃなくて3つそろっているんかな、どんなかなということが一応聞きたいので教えてください。 それから、(2)として、邑久学校給食調理場は民間委託というふうに来年度からなります。他の調理場はどのようにするのかということで、他の調理場の方にきちっと情報が行っているのか、行っていないのかわからないんですけど、皆全部が委託になるのじゃろうかというような違った情報も入っているように思いますので、その辺、きちっと市民や職員にも情報を与えてあげたらいいのと、今後どのようにしていくのか教えてください。 以上、1回目です。 ○議長(原野健一議員) それでは、昼食休憩といたします。 再開は12時55分といたします。よろしくお願いします。            午前11時54分 休憩            午後0時55分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 引き続き、一般質問の答弁から。 奥田危機管理部長。            〔危機管理部長 奥田幸一君 登壇〕
    危機管理部長(奥田幸一君) 失礼します。それでは、私のほうから質問事項1、質問の要旨1について答弁させていただきます。 防災行政無線の放送が聞こえない、聞こえにくい地域があることについて、過去にもたびたびご質問をいただいておりますが、明快な改善策がお示しできておらず、申しわけないと考えております。 ご承知のとおり、防災行政無線は対災害性の周知効果が高く、市民に直接的に災害情報を伝達する手段でありますが、大雨で音がかき消されたり、気象条件、設置場所等、条件により期待どおりの効果が得られない一面もあります。市としましては、防災行政無線のフォロー及び市民に対しての情報伝達手段を多様化するため、緊急速報エリアメール、テレビテロップ、市ホームページ、メールマガジン、フェイスブック、ツイッター、広報車による巡回など、複数の手段で災害情報の発信を市民に向け行っております。また、市民の皆様には、出前講座や研修会において、災害時には市がさまざまな方法で発信する情報をみずからとりにいく情報を見るようお願いしております。 地域に対しましては、自治会等の放送施設や地域内の連絡網の活用など、市の発信する情報をもとに自治会、自主防災組織において、ソフト面での対応と地域力の発揮をお願いしております。また、国においても、現在、防災行政無線の戸別受信機の機能について検討を行っているところであり、本年度中には何らかの方針が示されると聞いております。市としましても、国の方針が決定したことを踏まえた上で、伝達手段を検討していきたいと考えています。 市民の皆様に確実な情報を提供できるよう、今後もさまざまな情報伝達手段の整備とあわせて実施したいと考えていますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。            〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうから質問事項の1の要旨2と3、それから質問事項の2につきましてご答弁をさせていただきたいと思います。 まず、質問事項1の質問の要旨2からでございます。 市内には、砂防指定地に指定されております箇所が50カ所ございますが、このうち39カ所について県の事業により砂防ダムが設置され、県が維持管理を行っているところでございます。この砂防ダムにつきましては、平成23年度と平成25年度の2カ年により詳細点検を実施済みでございまして、さらに日常的な点検は県の監視員により砂防施設を巡視し、維持管理を行っていると伺っていますが、ご質問にありました砂防ダムにたまっております土砂などの撤去に関してですが、今のところ実施する必要性のある箇所はないというふうに伺っております。 また、山の斜面など崩壊のおそれがある箇所についてでございますが、市内には120カ所の土砂災害警戒区域が指定されているところでございます。この土砂災害警戒区域の発生要因の内訳としましては、土石流のおそれがある箇所が33カ所、急傾斜地の崩壊のおそれがある箇所が87カ所となっておりますが、急傾斜地崩壊防止、土石流防止などのハード事業対策については未実施の箇所も多く、対応がおくれているところであります。岡山県では、全ての区域をカバーするということは現実的に難しいこともあり、ソフト事業を重点的に推進していくことで、地域住民の安全・安心を守る対策を講じるという方針と伺っております。 この中で、特に土砂災害の警戒区域についてでございますが、今年度から県において詳細な調査を今行っている途中でございますが、その中で土砂災害特別警戒区域の指定が検討されているところでございます。具体的には、今年度、現地調査を実施し、年度末までには指定区域の公表を行い、これは県のホームページのほうで指定区域の公表を行う予定というふうに聞いておりますが、その後、来年度におきまして地元説明会を開催する予定と聞いております。この地元説明会も、各地域地域に県の担当者が出向いて、おおむね小学校区とかそういう地区単位で説明会を開催するというふうに伺っております。 次に、池の土手についてでございますが、市内には市が管理しているため池が642池あり、そのうち受益面積が0.5ヘクタール以上の276の池につきまして、平成25年度から2カ年をかけ、ため池一斉点検を行い、継続監視が必要とされた14のため池につきましては、職員などが継続的に巡視を行い、漏水の確認などを行っております。 なお、受益面積が大きく池の総貯水量の多い4池を防災重点ため池に指定しまして、決壊時の、仮に決壊があったということを想定しての話ですが、浸水想定区域図などを掲載したため池ハザードマップを作成しているところでございます。こうしたソフト対策を並行して実施しながら、安全・安心の対策を推進していきたいと考えております。 なお、ご質問にありました最近の事例といたしまして、イノシシなどの原因による池の堤体の破損事例というのもありますが、地元からの要望により対応しているものといたしまして、近々の2カ年でのデータでございますが、平成28年度で2つの池、平成29年度で5つの池で要望があり、これらについては既に対応済みをさせていただいているところでございます。 今後とも、先ほどため池点検によって継続的な監視をする池以外に、イノシシなどによる被害等が発生する事例があった場合には、その都度地元からの要望等に基づいて対応していきたいというふうに考えております。 続きまして、質問の要旨3についてです。 河川の断面不足やいびつな護岸設計により、台風などの接近時に大雨などによる浸水被害が想定されている、長船町地域内を流れる県管理の一級河川干田川の整備状況についてお答えします。 既にご案内のとおり、昨年度において河川整備に係る護岸の詳細設計を終えております。現在の状況といたしましては、護岸詳細設計を行った中で、水田、田んぼへの取水方法などの関係で地元調整が必要となり、結果、設計変更が生じ、修正を行っているというふうに聞いております。整備区間に橋りょうや取水堰などがあり、今後、構造物の詳細設計や用地測量を進めていくということを伺っております。 したがいまして、先ほどご指摘をいただきました用地買収についてでございますが、当初では設計完了後に用地買収に移る計画となっておりましたが、変更が生じたため、現時点では用地買収まで至っていない状況とのことです。この事業は、既に事業化をされておりますので、今後も計画的に進んでいくものと理解はしておりますが、予算確保の面からも、毎年実施している県への事業要望にも当然盛り込みをさせていただきながら、早期の改修に向け、引き続き、県のほうに要望を行っていきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項の2、質問の要旨1についてでございます。 市道の舗装を計画的に維持管理するためといたしまして、平成25年度から平成28年度にかけまして、路面のひび割れ、わだち掘れ、平たん性、こういったものについて、特殊な車両を使用し、路面性状調査を実施しております。 現在、市が管理している市道についてですが、平成29年3月末の道路台帳で延長が624キロメーターございますが、このうち舗装している市道延長、これが498キロメーター、この498キロメーターに対し、車両による計測が可能、実質的にはこれは幅員2メーター以上の道路でございますが、この市道延長342キロメーターに対しこの調査を実施し、舗装の損傷レベルを大、中、小の3段階に区分して調査しております。調査の結果についてでございますが、損傷レベルが大と診断されました11.9キロについては、優先的に舗装の打ちかえなどを行うため、舗装維持管理計画を作成しているところでございます。 次に、農道についてですが、市道に比べ交通量が少なく、車両による損傷も少ないため、改修等については各地区の土木委員などからの連絡や職員の現地確認により状況を把握し、必要に応じて部分的に損傷部を修繕していくなどの対応をしておりますので、またあわせてこれも先ほど言いましたように、要望があって、その中で緊急性のあるものについては、当然優先順位を上げて対応していくというようなことを行っていっております。ご理解いただきますようにお願いしたいと思います。 続きまして、質問の要旨2についてでございます。 通学路につきましては、毎年秋に実施しております通学路の合同点検の際に、改修が必要な箇所について現地を確認しながら関係者からの意見を伺っているところでございます。今年度については、ことし10月2日から4日の3日間をかけまして、警察、道路管理部局、学校関係者の方々で合同点検を実施しております。合同点検の結果、道路改修等に係る主な内容といたしましては、転落防止柵の設置、区画線の引き直しや路面に徐行、出会い頭などの注意標示、路肩をグリーンに着色し歩行者通行帯として整備する方法、側溝のふたがけなど30カ所について要望いただいております。この30カ所には地元調整や用地交渉が必要となる箇所もあり、早期の対応が難しい箇所もございますが、少し工夫をすることで通学路の安全性が改善できるケースもございますので、予算を確保しながら前向きに取り組んでいきたいと考えております。 なお、通学路のうちの市道については、先ほどご説明申し上げましたように、市道の点検の中で修繕が必要な箇所について、調査対象に上がっているところはそちらのほうで直させていただくというふうな対応にさせていただきたいと思っております。 続いて、質問の要旨3についてでございます。 県道瀬西大寺線の本庄、佐井田地区の狭隘部のバイパス計画、いわゆる佐井田バイパスについてのご質問ですが、これまで地元を初め、多くの市民から要望があり、市としても重要課題と位置づけまして、県に強く要望してきております。一方、先ほど議員からもご指摘がありましたように、これまでさまざまなルートでの事業化が検討されてきているわけですが、いずれのルートにつきましても、結果、最終調整などには至らず、幾度となく計画の見直しを行ってきているという経緯もございまして、いまだ完成に至っていない長年の課題というふうになっております。そういう中、昨年岡山県とともに新たな2ルートの案をもとにしまして、地元関係役員への説明会を開いた後、地区としては、事業を進めることに関しては問題ないとのご回答をいただき、現在、地元調整を進めていますが、県が事業化のテーブルに載せる前提条件となります地権者全員の同意がまだ得られていないという状況にございます。これまで長い時間がかかっている案件でもございますので、一朝一夕に解決するということは難しいかもしれませんが、県とも協力して引き続き、全ての地権者の同意が得られますよう、粘り強く努力してまいりたいと思いますので、ご理解のほどお願いしたいと思います。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 近成教育次長。            〔教育次長 近成昌行君 登壇〕 ◎教育次長(近成昌行君) それでは、私のほうから質問事項3についてお答えをさせていただきます。 まず、要旨1についてでございます。 学校給食は、児童・生徒が栄養バランスのとれた食事内容や食についての衛生管理など、体験を通して学ぶすぐれた食育の場でございます。また、その献立は地場産物を活用したり、地域にちなんだ料理や行事食を提供することにより、地域の特性や食文化に対する理解を深め、関心を高める上で重要な役割を果たしております。そのため、献立の作成については、学校給食調理場が基本となる献立計画に基づき、食に関する年間指導計画を毎年度作成しております。献立計画では、学校給食摂取基準に基づき、豊かな多様性に富んだ魅力ある食事内容となるよう、創意工夫しております。また、基本献立として、郷土料理、行事食の実施、旬の食品の使用、地場産物の活用などについても盛り込んでおります。この基本献立と食に関する年間指導計画に基づき、栄養教諭が学校給食摂取基準、食品構成、予算を踏まえて、毎月献立を作成します。 なお、献立の作成については、施設設備、調理員の作業能力、食器の種類などを考慮するとともに、衛生的な作業工程及び作業動線に留意の上で作成しております。 次に、要旨2についてでございます。 牛窓並びに長船学校給食調理場の業務委託につきましては、慢性的な臨時調理員の不足、正規職員の定年を踏まえ、早急に検討していかなければならないと思っております。 なお、検討に当たっては、平成30年度から実施する邑久学校給食調理場の調理、配送、洗浄業務委託の様子や実績、結果についても参考としていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) それでは、1問目から再質問させていただきます。 防災行政無線ですが、部長、ずっと同じ答えが来ております。いろいろやっとりますというて言ようるけど、何でやっとって市民に伝わっとるんじゃったらそう、聞こえんからまたどねんかしてくれというてこっちへ声が来るんでしょうか。届いていない、情報が伝わっていないから、また僕たちのほうに聞こえてくるんじゃねえんかなというふうに思うんですけど、前も言った思うんですが、ラジオとか今の受令機を配布するなり、お金を払うてでも買うよということもおったということも過去には伝えたことがあるんですけど、職員がスピーカーのついた車で回りようるとも言われましたけど、台風で窓を閉めた中で聞こえているとは思わんのですよ。だから、FMラジオとか、台風が接近したら必ず家の中にじっとおられるんで、外のほうへ出歩くとか、窓をあけて何を言よんじゃろうかというてずっと耳を外へ出しとる人はおらんと思うんですよ。過去にずっと言うとんですけど、何で検討とかそんなんしてくれんのかな思うんです。そっちのテレビのあれとか、テロップとか、今まで結構答弁では同じように言うてくださっとんですけど、こっちの提案したことは全然検討もしてもらってないし、部屋の中に受令機がありゃあ一番聞こえるし、何ももう、職員も危ねえ中、台風の中、車へ乗って回り歩かんでもええんじゃし。大体台風が来たら、僕らも消防団で消防機庫へ待機しますけど、行きょうるようには思わんけど、消防機庫で聞いたことないですよ、放送して回りようるのを。 この下にもあるんですけど、干田でつかるとこは決まっとんで、いつも台風が来たら通行どめですわ、あっこ。僕も回り歩きょうるけど、そういうふうに職員さんが出て、スピーカーのついた車で回りようるのは見た覚えがないんですけど、ほかのところを回りようられるんかもわかりませんけど、まだ国の方針が決まってからというて言ようりますけど、それはいつごろなんで、どういうふうなことかというのは情報は入っとんですか、部長。 ○議長(原野健一議員) 奥田危機管理部長。 ◎危機管理部長(奥田幸一君) 現在、国のほうで有識者、それからまた通信機メーカー、地方自治体の関係者で構成する防災行政無線等の戸別受信機の標準的なモデル等のあり方に関する検討会というのを設置されておられます。その内容なんですけれども、現在、戸別受信機が持っておる主要な13の機能のうち、例えば乾電池の種類であるとか、それからまた文字の表示、ランプ、外部スピーカーの接続であったり、外部機器との接続であったり、そういった5つの機能、これはなくてもいいんではないかと、要するに目的としているのは、機能を削ることによって戸別受信機の低価格化ということを検討されておられるようでございます。省くことによって標準的なモデルを示して、それを量産化すれば、結果的に戸別受信機の低価格化になるんではないかということでの検討のほうを行われておるようです。 その具体的な年限でございますが、本年度中くらいをめどにそういった方針等を示すというふうに聞いております。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) 国がやってくれるのを待ちょうたんじゃあ全然おえんからね。それから防災行政無線、前の部長なんですけど、サイレンは全域に鳴るし、よう聞こえるというて言ようたんですけど、あのサイレンの音で、この回数でこういうふうに鳴らしたら避難してくださいとか、そんなんでも一応決めてから、全部に聞こえるように対応でも先にしてからそんなのを待ったほうがええんじゃねえんかな思うんですけど、そんな検討はしてないん、携帯とかテロップとかというだけですか。 ○議長(原野健一議員) 奥田危機管理部長。 ◎危機管理部長(奥田幸一君) 当然、現在の防災行政無線、聞こえにくい、聞こえないといった声があるということで、市といたしましては、防災行政無線以外の各種伝達方法、さっき議員さんおっしゃられておりましたが、エリアメールであるとか、それからまたフェイスブックであるとかメールマガジン、その辺を活用しております。 確かにご指摘のとおり、現在の音声ではなくて、サイレンによる市民の方への周知、当初の目的はこれであったというふうに私も聞いております。その辺のことにつきましても、過去には市民の皆様へその辺の周知をやったことがあるというふうにも聞いております。ただ、何年も前の話でございますので、また機会等を捉えて市民の皆様に、このサイレンはこういった意味ですよということについてお知らせするということは、重要であるというふうには考えております。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) 市民からの苦情がないように、一刻も早く、これは災害対策でも、人の命にもかかわることでありますので、ひとつよろしくお願いいたします。もうこれ言うても切りがねえよな。 それでは、お願いして2番目に入ります。 砂防ダムですけど、結構、今、しゅんせつするようなとこはないというふうに言われています。その辺、きょうびの雨ですし、クッションとなって災害が最小限度に抑えられるというものもありますんで、できるだけ、どんだけたまったらしゅんせつするんかわからんのですけど、いつも空っぽ状態のほうがいざというときには、災害が起きたときに少ないと思うんですけど、様式にもあると思うんですけど、半分以上とか、何割たまったらとるとかという、その基準というのはあるんですか。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 砂防ダムについての基準でございますが、本来、砂防ダムの目的は、そこに土砂が堆積することで、土砂の防積とあわせて、その背後地から流れ込んでくる雨水の流量のスピードを緩和するという目的もあわせ持っております。したがいまして、土砂の流出も当然砂防ダムによって機能するんですが、その基準につきましては、砂防ダムの大きさとか設置場所によって堆積する年数も個々に変わってくることでございますので、なので先ほど説明しましたように、県のほうで、これはかなり定期的に巡視をされているというふうに聞いております。そういった中で、目視による点検によって危険度が高まっている、危険度というのは、ダムに土石流がかなりたまっているという判断をしながら、除去が必要なところについてはその都度判断をするというふうに伺っております。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) 巡回しょうるということでいいんですけど、一個、何年か前にうちの地元の池の上に砂防ダムが、もうかなり古いのが埋まってしまうて、新しゅうつけるというて地元説明に至っているところが、全然話が進んでいないんですよ。どこから入って工事をしようか、新しくはしてくれるという話はできとんですけど、その話が全然進んでないんです。継続的に、そういうふうなところもきちっと要望して、もう話、地元がいつできるんじゃろうかというふうになっているんで、そこは砂防ダムを越えて池のほうへ土砂が行っております。これが今どきの大雨でいくと、今度一遍にいくと池の土手が切れるような形、このほかの池にもあるんですけど、ため池の下流には大体昔から民家があります。その辺もあるんで、再度よろしく、計画しているものは川も含めて、もう土俵に乗ったもんは早目にしてくださいというふうな要望は、市長を含め、よろしくお願いいたしたいというふうに思っております。 それで、池の土手の話なんですけど、今でもブルーシートをひいとるようなとこもあると思うんです。そこの下流の方は、台風とか大雨のときに安心して寝られないみたいなんです。一応、点検しとりますというて、雨が降った後行かれようんか、台風のときその中で行かれようんかわからんけど、そこに住んでおられる方は不安で寝られません。部長はどういうところ住んでおられるんかわからんのですけど、ここの中で知っとるというたら市長かね。市長の自宅の裏にも池があるように聞いたんですけど、ゆっくり寝れんでしょう。土手がきちっとしとんじゃったらいいんじゃけど、やっぱり土手がきちっとしてなく、ブルーシート張っとるような池もあるんですよ。そういうふうなところは早目にしてもらいたい。要望があれば、やっぱり不安です。命にかかわることですから、毎回雨が降るたびに避難せえというわけにもいかんですから。 そりゃ市長、ほんまブルーシートが張っとるような土手の下で寝られんですよ、ゆっくり。きょうびの大雨のときに。あふれるぐらいになりますか。だから、その辺は、さっきの道路でも優先順位というてありますけど、それこそ道路もしてほしいんですけど、池の土手の改修というものは急がれる思うんですけど、さっき言うたブルーシートをひいとる池の土手はいつごろ直る予定か、わかりますか、部長。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) どこの池のことを指して言われているのか、大体見当はついておりますが、応急復旧をしているところについて、一応の安定をするということでブルーシートをかけているということだと思います。今後、本格的な工事をするということは、これはしていかなければいけないということでございますので、いましばらくお待ちいただければということでご理解いただければと思います。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) いましばらくというても、大雨がいつ降るかわからんので、それから大体わかっとられると思うんですけど、何遍もあの地元の人も要望しとると思います。 さっき言うたように、安心して寝られないんですよ、雨が降るたんびに。だから、その辺は、山の麓に住んどる人は皆、大小なり水が出てきたりしております。それで、水路にしても今は、最近の雨では、どこの水路もあふれているような水路もありますんで、その辺の改修もあわせて検討していただきたいというふうに思うんですけど、市長その辺、県ですよね、池も。予算も取ってこにゃいけんというふうなことでありますけど、力を入れてもらえませんでしょうか、市長。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 池の問題については、早急な対策が必要なところは、我々も重点的に県のほうに要望させていただきながら取り組んでいきたいと思います。また、地元の皆さん方のご理解も欠かせませんので、そうしたところは議員の皆さん方にもいろいろお力添えをいただきながら、何とか皆さん方にご理解いただいて、いろんなところで負担も出てくる部分もあったりしますから、ですからそういったところも含めて早急に事業が進んでいくように努力をしていきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) 地元の方の理解も要ると思うんですけど、だけど命にかかわることなんで、早急にやっていただきたいというふうに思っております。 干田川なんですけど、これは進んでいるようにはさっきとれてないんですけど、土砂もたまっているとこもあるし、今、飯井地区では道がつかるだけじゃないんです。あふれたら、今度は排水溝のほうから民家のほうへ流れて、民家がつかるような状態にもなっております。上流のほうですけど、かなり土砂もたまっていると。それから、下流まで海、干田川全域に関しても、多分大分埋まっているとこもあるんですけど、しゅんせつ的な先にできるということはないでしょうか。用地とか云々じゃなしにそんなことを、先につからんというか、スムーズに流れるような対策をとっていただくという方向にはならんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 私も干田川流域に住んでおります。干田川のすぐそばに住んでおりますので、昔から干田川の状態というのはよく把握をしているつもりでございます。 今、先ほどからご質問いただいております飯井地区についても、先ほども答弁の中で申し上げましたように、非常に河川の変形が強いところで、一部土砂が堆積しているところもあるかというふうに認識しております。ただ、全体の計画としては、県のほうもかなり急いで、スピード感を持って取り組んでいただいているということは、事業要望をしたときにも、今の備前県民局の土木部の部長さんも強くおっしゃっていただいておりましたので、今、この事業を例えばとめてしゅんせつをするとかっていうようなことになると、県のほうも限られた予算の中でございますので、なかなか、じゃあこれをやめてこっちをすればいいんだねっていうような、どちらを選択するんですかというような議論になるのも、我々としては非常に痛い判断を迫られることにもなりますので、今進めている事業が一日も早く進むように、県のほうにお願いをしていきたいというふうに思っておりますので、ご理解のほどいただければと思います。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) 干田川の流域に住まれているということで、これ書いてないんですけど、一遍ポンプが調子悪うてあふれるというようなときもあったし、馬場議員もポンプ増設の要望をようしてくれえというふうなことも言われたんで、それもあわせて要望していただけたらというふうに思います。 それで、質問事項1についてはできるだけ早急な対応をお願いして、次に行きます。 道路改善ですが、これはもうしょうがないとこもあるんですけど、ぜひとも予算、結構とって要望に対して早急な対応をしていただくようにお願いいたします。 それから、県道の関係ですけど、いろいろ地元の方とのもあると思うんですけど、県道、かなり昔から困っているというふうに、やっとここで進んだかなと思うたらまたとまりょうるというふうな状態なんで、できるだけ早目にお願いしたいというふうに思っております。 その前なんですけど、言うの忘れとった、何で持ってきとんじゃろうか思うて。 部長、6月議会の議会だよりの一般質問見られましたでしょうか。私のところへ写真を入れとります。白線が崩れかけている農道があるんですけど、最近の車は感知式で、白線を拾うて真っすぐ行くようなのもあるんですけど、穴ぼこがあいてタイヤがパンクしたとかという、その程度だったらいいんですけど、こういうような場合だったら、川まで車自体が落ちていくような、白線踏んでいきょうたら落ちるんですよね。それで、見て察してくれたかな思うんですけど、危険なポールとかそんなんも立ててないんです。何カ所は立っとんですけど、すぐに、早急に改修ができんのんなら、危険ですよとか、わかるようにしていただいたらと思うんで、そこはやっぱし夜になると街灯もないし、地元の人はわかると思うんですけど、結構、雑誌に載ったんかなんか知らんけど、県外の方が魚釣りに来られようんです、大会もあったような感じで。地元でないわからない人なんかは、絶対車が落ちるとは思うんで、その辺の対応を、危ないところをすぐには直せないんでしたら、ポールとか、一般の方にわかるようにしていただいとったらなというふうにお願いしておきます。 学校給食なんですけど、調理場、栄養士さんは大変苦労してやっておられるというふうに思うんですけど、一部のほうでおいしくないとか、少ないとかというふうに聞いて、僕も調査に行ったこともありますけど、子どもに聞くと、好き嫌いでおいしいじゃ、おいしゅうねえじゃ言う子もおります。一概にまずい、まずい言うような子ばあないし、おいしい言う子もおりましたんで、全員の調査はしてないんですけど、そういう声が出ないように努力していただいたらなあというふうなことは思います。 それから、一回見たんですけど、こんな大きな皿に3カ所ぐらい分かれて、ようありますが、皿が。あれの隅っこにこんなちっちゃい魚が載っとる。そんなおかずだけのときもあったみたいなんですよ。それって皿のせいか何かわからんけど、それはおかずがねえよなというふうに見られますよね。その辺も、普通の小さい皿に1個だけ魚を入れときゃあ、別に1種類わかるんですけど、こんなA4ぐらいの皿にこんくらいな魚が1個載っとったら、そりゃあ少ねえように見られますわね。その辺はどういうふうなあれでしょんか、そりゃ次長はわからんと思うんですけど、調理場のほうにも指導がいただけたらというふうに思うんですけど、その辺はどうでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 近成教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 議員ご指摘の食器についてでございますが、3調理場で今の段階、それぞれ同じものにはなっておりません。旧町の流れで、ずっとその流れのまま来て、統一ができていない状況です。ですから、議員が言われましたワンプレートのような、中に仕切りのある食器を使っている調理場もございます。その辺の改善については、教育委員会の中でも検討はしているんですけど、単に食器を買いかえれば済むという問題だけでなく、保管する場所、それを確保しようとすると改装、数をふやしますと、今の配送車だけでは配送できないというようなところまで及んできまして、配送車をふやすと、それから配送員もふやすというところにかかわってきますので、現在、調整はしたいという思いで進めておりますが、まだ実現までには至っておりません。今後、なるべく早く検討していきたいというふうには考えています。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) それでも、プレート1つだけの皿じゃないと思うんですけど、ほかにちっちゃい皿もあると思うんですけど、盛りつけ、それも考えたらいいんかなというふうにふと思ったんです、それを聞いたときに。それか、魚だけじゃなしにほかの野菜もその皿に、3つ、3種類なら3種類入れとったら、少ねえとは言わんと思うんですよ。その辺もよう指導していただきたいのと、子どもが言うたら多分保護者も、そんな給食かなとかというふうになってしまいますんで、好きな子はよかったよという人もおるし、嫌いなんが出たらあんなん言うて、おいしゅうねえというていうのもあると思うんですけど、この前の山陽新聞に「学校給食で全国へ」というて、新見のほうのセンターが食の甲子園というて、全国大会のほうへ出られたという記事も載っていました。瀬戸内市も保護者とか生徒から苦情が出んように、こういうこともやっていますよというPRもしたらいいんかなと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 近成教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 貴重なご意見ありがとうございます。うちの教育委員会のほうでも、そういった面も含めて検討と研究をしてみたいというふうに思います。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) よろしくお願いします。保護者から苦情が来んように、食も教育ですから、いろんなもんを食べてもらわにゃいけんのですけど、いろんな料理で食が進むような感じでしていただけたらというふうに思います。 民間委託のほうなんですけど、教育委員会のほうかな、正職をずっととってないですよね、何年も。来てないんでしょうか、募集してないんでしょうか、どっち、誰に聞きゃあええんかな。教育長。次長、お願いします。 ○議長(原野健一議員) 近成教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 正職の調理員については、市の方針もありまして、現業職は不補充という形をとっておりますので、募集をしておりません。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) そしたら、そういう形で正職の方が定年になったら、人がおらんから委託するという感じになるんですか。そういうふうな流れに沿っていきょうるようなんでしょうか。その辺、たまたま邑久の調理場が民間委託、人材のほうですか、するんですけど、今度はほかの長船とか牛窓も定年したら、それか臨時ばっかしで運営するんでしょうか。あと何年おられるんかわからんのですけど、どういう職員さんがおられるか僕はわからないんですけど、今、正職をとっていない状態だったら、必然と邑久みたいな委託になるんかなというふうにしかとれんのですけど、その辺はどう考えられとんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 近成教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 現在、正職の補充をしておりませんので、もう数年いたしますと正職の数が徐々に減ってまいります。その辺も踏まえまして、その方向性については早い段階で決定していく必要があると思っております。 ただ、正職が主任的な役割を果たしておりますので、そこがいなくなると運営に支障を来してくことになります。現状の不補充という考えでいきますと、委託を考えざるを得ないという状況にはあると思っています。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) 現状では、委託をほんなら考えていかにゃいけんようになると言われるんですけど、そういうふうに持っていきょうんでしょう、正職を雇わないということは。結局、そういうふうになりますが。それよりは、ずっと募集して、来んのじゃったらそういうふうに、邑久の調理場みたいに言えるんですけど、募集せずに人がおらんなったから委託にしますというのはおかしいんじゃねえんかな。 ○議長(原野健一議員) 近成教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 邑久の調理場の委託のときにもお答えをさせていただきましたように、現業職については不補充という市の方針がありますので、うちとしてはそれに従って募集をかけておりません。そういうことから、そのあたりが現状のままでいきますと選択肢の中に委託を入れざるを得ないと。 ただ、これについては、来年度から実際に邑久調理場、業務委託になりますのでそれの、先ほども言いましたように、様子でありますとか、どういう結果が出るかというのを慎重に見きわめて判断したいと考えております。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) ということは、もう何もかも、病院にしろ、水道にしろ、市長、方針でいくんじゃったら調理場やこうもそういうふうに考えられとったんですか。 ○議長(原野健一議員) 残り3分です。 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 現業職の新規の採用は、凍結をしているというのは我々だけではなくて、全国的にそういうふうな方向で、かつてさまざまな批判もある中で生まれてきた方針だと認識をしております。 現段階では、我々も定員管理の中で、限られた人員をどのように配置をするかという中で、できる限りのことをやっているという状況です。現在の調理場の民間委託については、これは全てを民間委託にすることを大前提としてということではなくて、まずは邑久の調理場の緊急的な状況をどのように改善していくかという中で生まれてきた方向性であります。今すぐ牛窓と長船が民間委託に切りかわるかというと、決してそうではなくて、今おられる方々も一生懸命頑張って仕事をしていただいていますので、そうした状況を見きわめながら、また民間委託の状況を見きわめながら、総合的に判断をしていく必要性、また余地はあるのかなあと思っております。したがいまして、安全かつ安定的に給食を提供していくということが第一の目的でありますので、それに沿った最もふさわしい方法を今後も研究をしていきたいと考えております。 ○議長(原野健一議員) 小谷和志議員。            〔15番 小谷和志議員 登壇〕 ◆15番(小谷和志議員) なぜこれを言うたかというと、長船や邑久の人からも聞いたんですよ。邑久が民間委託になったら、もうなるんじゃねえんかというふうなことを。だから、今後に対して研究、邑久を見てまた調整するというのをしっかりと言うとってもらわんと、全部が全部委託になってしまうように…… ○議長(原野健一議員) 残り1分です。 ◆15番(小谷和志議員) とられとるように思いますので、その辺を気をつけていただけたらというふうに思います。 それだけお伝えして質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 以上で小谷和志議員の質問を終わります。 以上で本日予定しておりました発言順序13番から15番までの一般質問が終了いたしました。 お諮りいたします。 明日12月9日及び12月10日は議事都合のため休会としたいと思います。これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(原野健一議員) ご異議なしと認めます。したがって、明日12月9日及び12月10日は休会とすることに決定いたしました。 次の本会議は12月11日月曜日午前9時30分に開議いたしますので、ご参集ください。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆さんお疲れさまでした。            午後1時47分 散会...